第十話 死神VS斬魄刀 ページ10
村「山本元柳斎は、既に封じた」
村正の言葉に隊長格に衝撃が走る。
村「ヤツの斬魄刀『流刃若火』は、我々の同士になることを拒んだ。故に、お前達の斬魄刀…『花天狂骨』…『双魚理』…『肉雫唼』の霊圧をもって、その力を封じた」
浮「なんだって!?」
勇「隊長…」
卯「………」
砕「バカな…。総隊長殿を封じるなど…そんなことが可能なのか？」
涅「実に興味深いネ」
京「そんな話信じると思う？」
村「信じるも信じぬも、それが事実だ」
その時、一角が京楽の横を通り抜け村正の方へ向かって行く。そして、村正に斬りかかろうとした一角の刀を氷輪丸が斬魄刀でその刀身を受ける。
角「チッ…」
恋「一角さん！」
角「京楽隊長、浮竹隊長！
これ以上こいつらと話してもムダってもんですよ！」
浮竹はここで初めて腰の斬魄刀の柄に手を置いて構える。
浮「京楽！」
京「しょうがないね」
京楽も笠から手を離してそう呟く。
それらを皮切りにしてか、砕蜂が駆け出し、大前田も砕蜂に続き、冬獅郎、乱菊、冬華、吉良は瞬歩で恋次は大きく跳躍して実体化した斬魄刀達に向かって行く。
恋次は天譴に斬りかかるが弾き返され、後にルキアと雛森も天譴の振り回した炎を灯した縄に弾かれてしまう。
冬獅郎は千本桜と斬り合い、着地した冬獅郎に駆け寄ろうとした乱菊の前には妖精のような小ささの雀蜂が立ちはだかる。
卯ノ花と勇音は四番隊として倒れた雀部の治療を行っていた。
卯「勇音、雀部副隊長を」
勇「はい！」
射「隊長！」
射場も自隊の隊長である狛村を抱き起こす。
檜「手を貸します」
檜佐木は射場の反対側から狛村を支える。しかしそこを風死に襲われそうになるが横から砕蜂が割り込み、風死を遠ざける。
それぞれの戦況や負傷者の状況を見て浮竹は声を上げる。
浮「クッ…京楽、一旦
京「その方が良さそうだね」
その時赤ちゃんの鳴き声のようなものが聞こえ、死神達はそちらを見やる。そこには金色疋殺地蔵の姿があり、口元は紫色の煙が盛れ出している。
涅「ほほう…どうやら毒を吐くつもりのようだネ」
京「みんな逃げろ！」
涅の言葉を聞き、京楽は声を上げる。しかし───
村「逃げられん」
村正の横に立つ女の姿の蛇尾丸の背後から狒狒王蛇尾丸が現れ、大きく口を開けたそれは狒骨大砲を放った。
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ひな☆(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます！頑張って書こうと思いますので今後もご愛読お願いします！ (10月16日 10時) (
レス) id: ed798ec632 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 久しぶりの更新お疲れ様です！応援していますのでこれからも頑張ってください！ (10月15日 21時) (レス) id: c510f125c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな☆ | 作成日時：2022年12月1日 17時
