第七話 斬魄刀解放 ページ7
射「隊長！」
弓「待ちなよ！」
狛村の元に駆け出そうとする射場を弓親が止める。
射「のけや、綾瀬川！」
その時、足を踏み締め動き出す者がいた。その者・冬獅郎は斬魄刀を抜きながら瞬歩で上空へと現れた。
冬「霜天に坐せ『氷輪丸』！」
冬獅郎が動き出したのを皮切りに砕蜂も斬魄刀を抜刀する。
砕「尽敵螫殺『雀蜂』！」
砕蜂の斬魄刀の刀身が変化しようと赤く灯る。
冬「ハッ…」
その時、冬獅郎が異変を捉えた。
天譴が先端に炎を灯した縄を冬獅郎に向けて放つ。
冬「チッ…」
冬獅郎はそれを躱し、着地する。
乱「隊長！」
冬「……始解、できねえ…」
冬獅郎は斬魄刀を見つめながらそう零す。
砕「バカな…」
冬獅郎と同様に砕蜂の斬魄刀も始解できなかった。砕蜂はそれに目を見開いている。
そして他の者達も自身の斬魄刀に手をかけたり、抜刀した。
恋「咆えろ『蛇尾丸』！
……!?」
乱「唸れ『灰猫』！
ハッ…！」
妹「水纏て華咲かせ 炎纏て華咲かせ 『水華』！『炎華』！
なっ…！」
角「延びろ『鬼灯丸』！
……!?」
斬魄刀の解号を唱えた誰もが始解する事ができなかった。
恋「どうなっていやがる!?斬魄刀に霊圧が感じられねえ」
雛「なんで？飛梅！」
吉「侘助！」
涅「ほほう…。確かに霊圧が無くなってるネ。どうなっているんだい？」
涅は興味深そうに男に問うた。
？「簡単なことだ。君達の斬魄刀は、既に君達と共にない。私が死神共から解放したんだ」
男は顔の前に右手をやりながらそう言った。
勇「斬魄刀を…。そんなことが…」
ギ「ほんま、思うとった通りや。
ココ最近、斬魄刀の反応が鈍かった。ほんで、ここに来て斬魄刀の霊圧をさっぱりと感じられへんくなった。始解すらもできひんようになった。
君が原因やったんやな、斬魄刀がおかしなったんは」
男はギンの言葉にフッと笑った。
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ひな☆(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます！頑張って書こうと思いますので今後もご愛読お願いします！ (10月16日 10時) (
レス) id: ed798ec632 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 久しぶりの更新お疲れ様です！応援していますのでこれからも頑張ってください！ (10月15日 21時) (レス) id: c510f125c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな☆ | 作成日時：2022年12月1日 17時
