第六話 斬魄刀が主を… ページ6
吉「隊長…？」
ギ「思うとった通りや…」
ギンは自身の斬魄刀を見つめた後に目の前にいる男を見据える。
そこで、ギンが抑えていた手を払って再び斬魄刀を構えた狛村。
狛「卍解！
黒縄天譴明王！」
卍解した狛村の背後に巨大な鎧武者・明王が出現する。
狛「元柳斎殿の行方、話してもらうぞ！」
？「貴様の攻撃は、私には届かない」
狛「ほざくな！ハアーッ！」
狛村が斬魄刀を振り上げるのと同時に、狛村とリンクしている明王も刀を振り上げる。
浮「ハッ…」
しかし、明王がひとりでに刀を振り下ろし始め、浮竹は声を上げた。
浮「危ない！」
浮竹の声に狛村とそばに居たギンは振り返り、それとほぼ同時に明王の振り下ろした刀が地面から砂煙を巻き上げる。
角･弓「!?」
射「た…隊長！」
吉「市丸隊長！」
乱「ギンっ!!」
巻き上がっていた砂煙が晴れ始め、間一髪で明王の刀を回避していたらしい狛村が起き上がっていた。ギンも明王の刀から逃れていたらしく、傷なく立っていた。
冬「何だ？今のは」
大「ええっ!?」
砕「斬魄刀が主を襲っただと？」
京「まさか…」
恋「一体どうなってやがる…!?」
涅「面白いじゃないか」
上体を起こした狛村は信じられないと言った表情で明王を見る。すると明王の霊圧が突風の様に死神達を襲う。その突風が晴れ、狛村がまた男の方へ体を向けた時、目の前には新たな存在があった。
狛「…!?うん？何だ？貴様は」
狛村よりも巨体なその存在は少しの炎を吹く。すると、狛村はハッとする。
狛「うん？もしや、天譴…」
狛村が自身の斬魄刀の名を口にしたと同時に狛村の目の前の存在・天譴は狛村に斬りかかった。狛村はその刀を手にしていた斬魄刀で受け止める。そして、その刀を跳ね除けたと同時に斬りかかるが天譴は瞬歩のような術で狛村の斬撃を躱し、先端に炎が灯された縄を狛村の斬魄刀を持った右手に巻き付ける。
狛村と天譴の引っ張り合いとなったが、遂に天譴のパワーに体勢を崩された狛村は天譴の振り下ろした刀に斬りつけられた。
これらの出来事を目の当たりにした死神達に衝撃が走る。
狛「なん…だと…」
狛村は天譴の前に倒れ伏した。
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ひな☆(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます！頑張って書こうと思いますので今後もご愛読お願いします！ (10月16日 10時) (
レス) id: ed798ec632 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 久しぶりの更新お疲れ様です！応援していますのでこれからも頑張ってください！ (10月15日 21時) (レス) id: c510f125c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな☆ | 作成日時：2022年12月1日 17時
