第五話 異様な雰囲気の男 ページ5
倒れ込んだ雀部に吉良、雛森、檜佐木、そして冬華は慌てて駆け寄る。
大「た…隊長！」
砕「些細な気配も見逃すな」
狼狽える大前田に対し、砕蜂は冷静に言葉をなげかけながら腰に帯刀した斬魄刀の柄に手を添える。
倒れた雀部の様子を四番隊である卯ノ花と勇音が診る。そしてその周りを吉良や冬華、ルキア達がいつでも斬魄刀を抜けるように構えながら辺りを警戒する。
勇「心肺停止状態…危険です！」
卯「すぐに蘇生術を」
勇「はい！」
そして雀部の倒れた反対側、つまりは招集された者達の背後に新たな気配が現れる。
？「総隊長は、ここには来ない」
冬「誰だ？てめえ」
新たに現れた異様な雰囲気を漂わせる男に一番近くで向き合っている冬獅郎と浮竹の前に乱菊と清音、仙太郎が瞬歩で現れ、帯刀している斬魄刀の柄に手を添える。しかし、ニヤリと口角を上げた男に影がさす。男の目の前には男よりも大きな体を持った狛村が立っていた。
狛「�狒軋眥垢詫茲覆き瓩噺世辰燭福�」
射「隊長！」
狛「貴様、元柳斎殿に何をした？」
？「……」
狛「答えぬと言うのか。ならば…」
狛村は腰に帯刀した斬魄刀の柄を掴み引き抜く。
狛「その体に聞くまで！」
引き抜くと同時に男に対して振り斬った狛村の刃は男が後ろへ一回転した事で回避されてしまう。そして、男が右手を死神達へ翳すと不可思議な風のようなものが彼らに降りかかる。
角「野郎…面白えじゃねえか！」
弓「やるかい？一角」
射「やめんかい！今はウチの隊長が出とるじゃろうが！ヘタに手ぇ出したらケガするぞ！」
狛村が斬魄刀を前に掲げて卍解しようとした時、斬魄刀を持つ狛村の手を抑えるようにしてギンが止めた。
狛「…?!どういうつもりだ、市丸隊長！」
ギ「まあ、待って。下手に斬魄刀を解放しいひん方がええで。みんなの斬魄刀に異変が感じられ始めてる今は、かえって危険やから」
そして狛村の斬魄刀を抑えながらもギンは自身の斬魄刀を抜く。
ギ「射殺せ『神鎗』」
解号を唱えたギンに応え、ギンの斬魄刀｢神鎗｣は刀身を延ばす。───そう、誰もが思っていた。しかし、ギンの斬魄刀はなんの反応も無く、いつもの様に刀身を延ばしてはいなかった。
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ひな☆(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます！頑張って書こうと思いますので今後もご愛読お願いします！ (10月16日 10時) (
レス) id: ed798ec632 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 久しぶりの更新お疲れ様です！応援していますのでこれからも頑張ってください！ (10月15日 21時) (レス) id: c510f125c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな☆ | 作成日時：2022年12月1日 17時
