降谷零の姉は公安警察で安室透の姉は捜査一課の刑事【名探偵コナン】

#6 揺れる警視庁1200万人の人質 2 ページ7

透香『陣平、ある意味佐藤に小さなトラウマ与えてるわね』
松「はぁ？」
透香『手を固く握り締めてたのよ。私があの文を読み上げた時。暴走しなきゃいいけど…。陣平、責任取りなさいよ』
松「どうやってだよ」
透香『そんなの犯人捕まえれば責任取れるでしょ』

そんな2人のやり取りをコナンは見ていた。

透香『陣平、私達も捜査するわよ』
松「ああ…。今度こそ絶対(ぜってェ)捕まえてやる」

透香は松田と共に透香の愛車に乗り込むと、直ぐに車を発進させた。

松「南杯戸駅の爆弾は偽物だったってよ」
透香『やっぱり…。じゃあ本物の爆弾は明日の正午ってのは本当のようね』
─────
─翌日─

警察の捜査員が総出で爆発物を捜しているが、どれも偽物ばかりで一向に爆発物は発見されていない。
そんな中で透香と松田の2人は東都タワーに向かっていた。

松「何で東都タワー？」
透香『ちょっと嫌な予感がして…。7年前も3年前もどっちも嫌な予感がして行った先に爆弾があったし、もしかしてと思って』
松「ま、お前の勘は良く当たるからな。だが、どうやら先客がいるみたいだな」
透香『そうみたいね』

2人は車から降りると停まっていたシルバーの車に近づく。その車には子供が4人乗っていた。

透香『ねえ、君たち。この車に刑事が乗っていたはずだけど、どこに行ったかわかる？』
灰「高木刑事ならさっきタワーの中に入っていったわよ」
松「そうか、ありがとな。透香、行くぞ」
透香『分かった』

2人は急いで特別展望台の1番奥のエレベーターまで向かう。

透香『高木！』
高「透香さんに松田さん！」
松「どうした」
高「中に子供が閉じ込められてしまっていて、今はコナンくんが中に…」
透香『コナンくん？』

透香は松田を見るが松田もわからないといったように首を横に振った。そして、やっと女の子が救出され、後はコナンだけとなったその時、エレベーターが急降下する。

松･透香「『！』」

急降下していくエレベーターに咄嗟に透香と高木が乗り込む。エレベーターはそのまま下へと降りていった。

松「透香!!」

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