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試験の始まり ページ5
ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾝｯ!!
ベルの音と共に一人の男の声が響き始める
「では、皆さん
これより、ハンター試験を行います
ハンターを目指すのを辞めると言う方はあちらのエレベーターへどうぞ」
エレベーターの方を見るも誰も乗ることは無かった
「分かりました
では、これよりハンター試験開始します！」
男が歩き出し俺らも足を進ませる
少し歩くと戦闘を走っていた男のペースが上がった
「申し遅れました
私はサトツと申します
皆様を"二次試験場"へ案内します」
二次試験場？
「一次試験は？」
サトツ「一次試験はもう始まっております」
成程、持久力の試験と言う事か
俺らには苦な事じゃないな
エフェス「···なぁ···ナダム···
ここに来てから何も食ってねぇから···腹が···」
エフェスは腹を抑えながら涎を口から溢れさせる
流石にこれ以上の我慢は危険だな···
ナダム「···分かった···
ただし、"1人"だけだ」
エフェス「あ、あぁ···」
エフェスはコートの裾から赤黒い触手を出し受験者の足に纏わり引きずる
「!?」
受験者は声を上げそうになりエフェスは咄嗟にもう"1本"の触手を出し受験者の口に突っ込み声をあげさせないようにして鋭い牙を剥き出し
受験者の喉元に食らいついた
「〜〜〜〜!!!!」
受験者の悲鳴は塞がれて出せない状態で苦痛に襲われながらエフェスに喰われた
俺はなるべくエフェスの喰らう姿を見ないようにしている
俺は···元の世界でも同じで···
人の死を···見たくない···
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