所詮は他者の想いのオモチャであるが、とりあえず自由に生きる。━5

第１８８話 ページ9

InK「この反応、まさか無自覚？！ 知ってる、ドリーム！！ そういうのを世間で言ったら、天然タラ────」

DREAMはInKの口を手で塞ぎ、その後のに続く言葉を止めたがInKはすぐにそのDREAMの手を跳ね除けた。

InK「言っとくけど、Aもその線があっ────」

HONEY「ドリーム。こういうのを黙らせるにはな、こう…」

HONEYはInKの頭を挟むように両手を添えて、内側に向けて力を入れ始める。

HUMAN「スケルトンのお兄さん、外でやってくれ。俺も、見てらんねえっすよ〜！！」

BERRY「前も間違ったんだぞ！！ パート！！」

HUMAN「あ、弟さんでしたっす？」

「そうだったのか、覚えておくな」

そんな会話をしていると、店の奥にある階段から降りてくる音がし、店員の男より少し老いた男が出てきた。

HUMAN「おい、ああ、いたか。青骨」

BERRY「何かあったのか？」

HUMAN「こっち来い、こっちで話す」

と、恐らく店長である男はBERRYを指で招くとカウンターにある椅子に座り、BERRYを待つ。

HONEY「そんじゃ、サンズィに変わって俺が対応だな」

BERRYの後にDREAMもついていき、話を始める。

いつの間にかAの背後に回るも、Aは驚かずにHONEYに話しかけた。

「これ、ベリーに勧められたんだがハニーはどう思う？」

HONEY「サンズィに間違いないからいいんじゃない？」

Swap/Chara「女の子に良い加減な事を言ったら好かれないって聞いたけど」

InK「ハニーは好かれないで良いよ！」

InKの頭にHONEYが持つ火のついた煙草の先が持って行かれるのをInKが必死に腕を掴み止める。

BERRY「むぇえ…そうなのか…」

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