所詮は他者の想いのオモチャであるが、とりあえず自由に生きる。━5

第１８７話 ページ8

HUMAN「嫌ぁ〜！ 本当に店長が面倒くさがりで良かったっすよぉ！ だってじゃなきゃ、ここ、反ムガァッ？！」

再び、HONEYの左目が橙色へと光ると天井へと飛ばされた店員。

HUMAN「あー、はい、すん、すん…ませんした…」

BERRY「パップとパートが仲良くて嬉しいんだぞ！」

「ぱ、パート…？ パートって─────」

HONEY「シーッ」

と、HONEYはいつの間にかInKに抱き着かれたままのAの前に来ると、人差し指を立てた左手をAの方へとやる。

(…ああ、お前か。カンコーキャクって種族がいるとか吹き込んだのコイツか)

DREAM「え？！ ハニー、そんな事を言ってたの？！」

ハッとして、DREAMは頬を黄色くし、口を抑えた。

BERRY「Aは、どんな服が好きなんだ？！」

Swap/Chara「こっちの服とか可愛いよ！」

「今行くから、待ってな〜」

DREAMの方にも言うなと言いに行ったHONEYと、Aに抱きつくのをやめて殆どゼロ距離でついていくことにしたInK。

HUMAN「スケルトンって変なやつしかしなウボァ！！！」

HONEYは店員を再び、天井へと打ち上げた。

それを他所に、InK達の方へと行ったDREAMはAが服を見て、首を傾げていた所に出会す。

「…これは、可愛過ぎないか…？」

BERRY「むぇ？！ Aに似合うと思うんだぞ！！」

InK「僕もそう思う！ 凄く！」

DREAM「僕は、その服、Aに着てほしいな」

後押しでDREAMは発言したのだが、その瞬間にInKが何故か疑いの目でDREAMを見つめる。

DREAM「どうしたの、インク？」

InK「ドリームって、そういう口説きのセリフを知ってたんだなーと思って」

DREAM「く、くど？！」

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