所詮は他者の想いのオモチャであるが、とりあえず自由に生きる。━5

第２１６話 ページ37

Swap/Chara「それはどうして？」

Swap/CharaがBERRYに支えられ、立ち上がりながら問い掛けた。

HUMAN「何にだって無償の不平不満がある。地上歴4ヶ月程度のモンスターにも世間知らずな子供にも分からないか」

そう言うと、Napstatonへと銃口を向けたその時。

「せいッ…やぁ！！！ クーリングオフ！ 返品だな！！」

HUMAN「ヅァッ？！！」

Napstatonへと銃口を向けたニンゲンへと、別のニンゲンが投げ付けられる。

BERRY・Swap/Chara「「A！！」」

すぐさま立ち上がると、Aへと何度も発砲をするが当たらない。

HUMAN「この、クソビッチ(クツビーチ)！！」

HUMAN「矢鱈に撃つんじゃない！」

と、Napstatonに銃口を向けていたニンゲンはAへと発砲を試みるニンゲンの手を抑える。

「おい！ AIM(エイム)、どうなってんだよ？」

HUMAN「クソ(クツ)、クソ(クツ)！！！ だから、なんでこんなの喋ってんだ？！！」

FRESH「大丈夫なのかYO？！」

「俺はな、フレッシュは怖くないか？」

と、AはFRESHが持つ自身のマフラーをFRESHの首に巻く。

「これで、少しは落ち着けるか？」

ポンポンと、FRESHへと巻いたマフラーを優しく叩く。

(マーダーに見られたら怒られるかもな)

余裕に思考を働かせながら、笑う。

「嫌、窮地こそ笑うが…地味に勝ちだな」

そこで、Aはあることに気付く。

FRESH「ハニーだZE！ …A？」

と、近くに居るHONEYを指差すFRESHをHONEYの所へと連れて行くと、そのまま走り出す。

「ハニー！ フレッシュを頼んだ！！」

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