所詮は他者の想いのオモチャであるが、とりあえず自由に生きる。━5

第１８３話 ページ4

森を歩く中、AはInKとDREAMに話しかける。

「ここはなんて、AU(世界)なんだ？」

DREAM「アンダースワップだよ」

UndertSwap、何処かで聞いたことがあると記憶(DATA)の中の会話を思い出す。

「あ、ベリーって言われてるサンズがいるAU(世界)だったか？」

InK「正解ー！！ よく知ってたね！」

「クロスがよく来ると話してたからな」

InK「クロスか〜、盲点だった」

と、InKは腕を組んで悩み出す。

「それ以外は殆ど知らないからな」

InK「ほんと？！ なら、沢山知ってほしい事があるんだー！！」

InKがそう言う中、森を抜ける。

「…これが、地上の街か」

様々なビルや店が並が綺麗に並び、色んな色の車が行き交う。

InK「アンダースワップは、国がモンスターに優しいから街に入りやすいんだよね〜！ まあ…他にも色々問題があるけど、忘れて楽しめたら嬉しいな！」

InKはDREAMとAの手を取ると、街を走り出す。

つれて来られたのは、広場。

広場に来るまでにモンスターやニンゲンを沢山見てきたAは、更に広場の人口の多さに圧巻され、見渡した。

そこで目に入ったのはコーンドッグ屋。

HORRORがあの野菜炒め(謎の黒い物体)を持っていこうとしたことを思い出すからだ。

「あれ、なんだ…？」

コーンドッグ屋の前にいるモンスターとニンゲンが、誰かに似ている。

InK「あ、A、見つけた？ コーンドッグ屋！」

「あの店を探してたのか？」

DREAM「見つけたんだね。行こう」

と、2人に連れられて再び歩き出す。

DREAMとInKが近づいてきた事を店の中にいるあるモンスターが此方を指を差した事に、気付いた店の前にいるモンスターとニンゲンはこちらへと振り返った。

BERRY「ドリームにインク！ 話してたのはそのニンゲンのことか？！」

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