所詮は他者の想いのオモチャであるが、とりあえず自由に生きる。━5

第１９４話 ページ15

BERRY「ぱ…パップーーー！！！！！」

HONEYはいつの間にかいなくなっており、仕方なくゲームを始めることにして、各々が座り始めた。

BERRYとSwap/Charaが夢中になっているという大乱闘スマッシュブラザーズ。

「…スネークが一番、扱いやすいんだがな…」

惜しくも4位になってしまったA。

DREAM「桃鉄が難しいって言ってたね」

何気にパックマンを使用し、2位として君臨したDREAMが優しく微笑む。

BERRY「モモテツってなんだぞ？！」

「簡単に言えば、ルーレットで目的地に行けば得点がもらえる双六ゲーム。…皆でしたら面白いかもな…」

BERRY「双六なのか？！」

Swap/Chara「やってみたい…！」

そんな会話をしていると、ふらぁとInKが立ち上がる。

InK「なんで、なんで僕が5位(最下位)なんだー！！！」

BERRY「インクは、勝手に自滅して行ったんだぞ！」

Swap/Chara「そうだ！ そうだ！」

Swap/Charaは、手を振って抗議。

InK「スワップキャラが動かしてたマリオ見ちゃってだもん！！！」

Swap/Chara「インクは、スティーブを選んでたよ！」

InK「ニンゲンとして見たら、間違えるよ！」

「それは、俺とスティーブを間違えるってことだな」

InK「安心してそれは絶対ない」

突然、真顔で返された為、何故か動揺をしてしまったA。

「…な、ない、のか」

DREAM「Aが思いがけない言葉に動揺してるから！！！」

InK「Aは、Aじゃん！ 分からないわけない！」

BERRY「A！ 何のゲームが得意とかあるか？！」

BERRYは、InKの話を遮るようにゲームソフトをしまうパッケージが入ったケースをSwap/Charaと共にAの方へと見せる。

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