第７話+ ページ8
「なーんで誰もいないんだよ〜？ ほ〜ら、楽しい世界〜」
絵を描いた誰かも分からぬ痕跡は見当たらず、辛うじて分かったことは一つだけ“開かない扉”があるということだけ。
「鍵らしきものはないしな」
だが、何もしない訳にはいかないと立ち上がり歩こうとした瞬間だった。
視界の端に何かが写り、咄嗟に物陰に隠れてしまうA。
DREAMやInKではない。だが、よく似た黒い影が入ってきた。
ERROR「なんだこの世界は？！ ガラクタだらけだ。不気味過ぎるぞ！！！！」
そう叫んだ事に多少の苛立ちはあった。
DREAMやInKや、絵を描いた子にとっては楽しい世界の可能性。
楽しんだことを否定してほしくないと。
「俺が過ごした世界にケチつけるやつは流石に初めてだ」
ERROR「ッ？！」
その黒いものは声のする方から飛び上がり、遠く離れる距離を取る。
「まっ、とはいえ、作ったわけじゃないからな。…そうか、不気味って意見もあるか」
その身体能力に驚きつつもAはそう続けた
ERROR「お前はここのニンゲンか？！」
「そう…だな。ああ、Aって言うんだ」
ERROR「他には！？」
「俺は見たことないな。…痕跡以外は」
痕跡、という言葉に食いついたのか黒いものは辺りを見渡すと改めてAへと目を向ける。
ERROR「痕跡だ？」
「これだよ」
AはDREAM達が描かれた子供の絵を見せる。
ERROR「下手くそな絵だな」
「再々、酷いこと言うな。……これ、お前じゃないのか？」
ERROR「何！！？」
Aにそう言われて突然、絵を取り上げるとマジマジと絵を見つめる黒いもの。
ERROR「俺はこんなのじゃないぞ！！！」
劈くように叫ぶと、青い糸のようなものを出し近くにあったクレヨンを持って絵に向かって何かをしようとし始めた。
「おい！ 勝手に描き足そうとすんな！！」
咄嗟に絵の紙を取り上げる。
少し紙の形が歪になってしまったが、破れた痕跡は殆どない。
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ユーキ(プロフ) - えへっへへ(V)(*'ω'*)(V)さん» 載っているイラストを描いた当時、まだ使っているイラストを描くソフトに慣れていなかったので嬉しいです！ (2023年5月4日 19時) (
レス) id: 8f1e927a9c (このIDを非表示/違反報告)
えへっへへ(V)(*'ω'*)(V) - 絵が好きやで？☆ (2023年5月4日 17時) (レス) @page2 id: bd3e543e26 (このIDを非表示/違反報告)
ユーキ(プロフ) - マナサさん» コメント、ありがとうございます。頑張って参ります！ (2022年10月30日 22時) (レス) id: 8f1e927a9c (このIDを非表示/違反報告)
マナサ - あ、えっと、、、凄いなぁ、、、(語彙力の消滅) これからも頑張ってください！！ (2022年10月27日 22時) (レス) @page5 id: 5fa784451d (このIDを非表示/違反報告)
ユーキ(プロフ) - 華さん» コメント、ありがとうございます。頑張ります！ (2022年10月19日 15時) (レス) id: 8f1e927a9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユーキ | 作成日時：2022年10月5日 19時
