第25話 ページ26
「ドリーム。ドリームも辛いのにいつもありがとうな」
DREAMへとAは笑いかける。
DREAM「…Aだって」
自分がいつ、殺されるかも分からない世界というのにAはいつもの調子でDREAMへとお礼を言う。
DREAMは「一緒に逃げよう」とも言えたが、確実にAはあの世界を去らない事を確信していた。
あの絵を描いた子や、何よりA自身の中にいる‘女の子’の事について、Aはその子達を放ってはおけない。勿論、それはDREAMも同様。
DREAM「あの、ね…もしの話、なんだけど…君の世界にはコアが存在しないからだからどうなるか分からない…」
そこでDREAMは、あの“開かない扉”の部屋と関係しなくもない話を始める。
どれだけかかっても力になるとケツイをしながら。
「コア?」
DREAM「そう、コアの─────」
・・・
今ではもう“開かない扉”ではなくなった部屋へと入り、壁に目をやりつつ写真は手にせずに歩く。
「…あれ…変な本が5冊あるな…」
白と黒の本がとある一角の本棚に置かれていることに気付くA。
不自然だったのは今まで種類別に置かれていた絵本の合間合間に入れられていた。
「あからさま過ぎるな、だが触れない訳には行かない」
と、足元を見るとそこには一際、塵が被さっている事を確認したAは謝罪の気持ちを口にしつつ軽く掃く。
38人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユーキ(プロフ) - えへっへへ(V)(*'ω'*)(V)さん» 載っているイラストを描いた当時、まだ使っているイラストを描くソフトに慣れていなかったので嬉しいです! (2023年5月4日 19時) (レス) id: 8f1e927a9c (このIDを非表示/違反報告)
えへっへへ(V)(*'ω'*)(V) - 絵が好きやで?☆ (2023年5月4日 17時) (レス) @page2 id: bd3e543e26 (このIDを非表示/違反報告)
ユーキ(プロフ) - マナサさん» コメント、ありがとうございます。頑張って参ります! (2022年10月30日 22時) (レス) id: 8f1e927a9c (このIDを非表示/違反報告)
マナサ - あ、えっと、、、凄いなぁ、、、(語彙力の消滅) これからも頑張ってください!! (2022年10月27日 22時) (レス) @page5 id: 5fa784451d (このIDを非表示/違反報告)
ユーキ(プロフ) - 華さん» コメント、ありがとうございます。頑張ります! (2022年10月19日 15時) (レス) id: 8f1e927a9c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユーキ | 作成日時:2022年10月5日 19時