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第４０５話 ページ46
HUMAN「モンスター…？！ お前も逃げた方がいい。
ニンゲンに肩を掴まれ、戸惑うかのようにᏦetchupはAへと目を向ける。
Ꮶetchup「言っとくが、ソッチが納得しないぜ」
「大分、拘束されてきてるが…アレは…」
工場より少し離れた雑木林へと向かおうとした際、先のショットガンの発砲音が響き、咄嗟にAは音がした方から影になる棚へと隠れる。
HUMAN「どうなったっていい…ひぃ…ひぃ…」
息を荒くし、ショットガンを持つニンゲンが拙く歩く音が届いた。
「ショットガンは苦手なんだよな…」
覚えている感覚。赤ん坊用のお菓子に拒否反応を示したあの時に近い感覚が喉を通る。
「…死者も出てる、負傷者も多数…」
目を瞑り、耳を澄ました後に立ち上がろうと地面に手を付けた瞬間。
HUMAN「君、一人じゃ駄目だ…ッ…」
「…怪我人が何を…」
棚に背を任せていたᏦetchupがAの肩を叩こうと、背を伸ばし声を掛ける。
Ꮶetchup「オイラが────」
「嫌、1人が好都合」
Ꮶetchupは思わず、手を引っ込め、Aを凝視。
Ꮶetchup(今のニンゲンモドキの目…あの目は…)
回答をする間もなくAは歩いて行ってしまい、Ꮶetchupは頭を抱えて、座り込んだ。
Ꮶetchup「…なんでこんなことに首突っ込んだんだ。俺…」
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作者名：ユーキ | 作成日時：2023年7月20日 17時
