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第４０３話 ページ44
Swap/NIGHTMARE「分かりました。後で必ず落ち合いましょう」
そう言うと、ニンゲンを担ぎその場から走り去っていく背中を見つめた後にᏦetchupへと声をかけた。
「困ったな。ケチャップなら、この状況はどうなんだ？」
Ꮶetchup「オイラに聞くのか」
「…ああ、ケチャップに聞く」
Aは、先まで‘女の子’だった感覚を思い出す為に拳を作ったり口元を触ったりして、Ꮶetchupとの会話を続ける。
Ꮶetchup「オイラと話してて良いのか？ お前さん」
「負けそうな時こそ笑うらしいぞ、
Ꮶetchup「…ニンゲンモドキ、お前はヒーローか？」
睨むようにAと目を合わせるᏦetchup。
「いいや…俺はただの…」
ふと、‘女の子’としての記憶と、自身が流した血の色を思い出し、暫しの間が空き目を瞑った。
「…只の、なんだろうな…」
Aは立ち上がり、Ꮶetchupの元を歩き去る。
「もし、俺の今の…仮設が本当なら…俺は、
・・・
いつの間にか、1人になっていたInKはAやUT/Papyrusを探す為に街を歩き始めた。
街中は穏やか。人やモンスターがざわめき、行き交っている日常。
InK「皆どこ行ったんだろう。手掛かりは…」
と、ふと、カフェのテラスに座っているあるニンゲンがスマートフォンから流し始めたニュースがInKの耳に入る。
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作者名：ユーキ | 作成日時：2023年7月20日 17時
