第399話 ページ40
Cynil「あんな…工場内はどうなってる?! 電波がクソッ!! そいや…プレアと
一呼吸を吐き、改めてPCのキーボードを叩き始めた。
Cynil「吉と出ていればいいけど!!!」
HUMAN「もう、弾がない!」
ダイナマイトも街中での連発使用はできない為、CynilはPCのマップをクリックして開く。
Cynil「俺も残りが少ない。…仕方ない、ここから一番近い仮拠点に急いで」
HUMAN「やるんだな?」
運転手のニンゲンはCynilを横目に睨むように見つめる。
Cynil「あそこなら森の陰でそこそこ暗いからね。もう一暴れと行くよ」
HUMAN「良いぞ、ボス」
アクセルを踏み、速度を上げ始めた。
HUMAN「何処に向かうつもりだ?」
後追う車の乗組員は、周囲が森になった事で困惑を混じらせる。
HUMAN「ここ、気味わりいトコ入ったぞ」
HUMAN「事前の情報にはなかった」
Cynil達が乗る車を追い、森の奥まで来たニンゲン達はとある廃病棟の前で車を止め、周囲を伺う。
HUMAN「クソ、見失ったッ!!」
HUMAN「てか、なんだここ?」
少し考えた1人のニンゲンが、ハッと何かを思い出した様子で車を出た。
HUMAN「知ってる、ここ…昔、ギャングが住処にしてたって噂の廃病棟だ…それも、…嫌、やめとこう…」
HUMAN「んな事、言うなら出るな!! 確認する前から確信してたんだろが!!」
車の窓を開き、そう叫ぶが車から出たニンゲンが一向に車へ戻らない為にドアを開けて出る。
そして、1人、車に残ったニンゲンが前方へと向く。
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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年7月20日 17時