所詮は他者の想いのオモチャであるが、とりあえず自由に生きる。━9 (ページ26)

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第３８５話ページ26

Aは先日、UT/Torielが襲われた事を加味するかのように思い出し、PleaとAlonの2人へと交互に目線を向けた後に一息吐く。

「確認だ。お前達は本当にモンスターを想って行動をしているか？」

Plea「当然です！俺、モンスターさん達と仲良くなりたいんです！！ …友達に、なりたい！」

Alon「…普通に権利が認められない生物なんてこの世にいたら、不愉快！過去、何百年も前に戦争？なら、いっそ忘れて楽しくお喋りに洒落込みたいっての！」

2人の回答に思わず、吹き出して笑い出すA。

「悪いな。…確認なんてする必要なかったな。…なら、話しておきたい事がある」

と、親善大使であるUT/Friskと共に住んでいるUT/Torielがニンゲンに襲われた事を事細かに話す。

Alon「それはついさっきプレアが話してたニンゲン達ね。雇われ人ってやつ」

「…モンスターじゃなくニンゲンも助ける事は可能か？」

Plea「その為のあの店です！シニル兄ちゃんが練習にももってこいだろって経営し始めた店です！」

「練習？」

と、行った途端に近くのニンゲンが「これだよ嬢ちゃん」とAに銃を見せつけてくる。

「だから、実弾と同様の大きさのペイント弾を作ったのか」

UNDERSWAPにて、手に入れた同様のペイント弾が詰まった袋を取り出す。

Alon「あら、そんな袋だったかしら？」

「ちょっと事情があるんだ」