第382話 ページ23
オトナにジュースが入ったコップを2つ、受け取り1つをAへと渡すPleaはコップを真っ直ぐに見つめる。
「隠すのが下手だな。つまり、お前はそのデモの裏で何かが動いていると…?」
一口、飲みながらPleaの問い掛けに答えたAは、何度目か分からないAlonの粉塵爆発実験を止る体勢に映っているニンゲン達を見つめ、回答を待つ。
Plea「俺、父さんが警察の人だから」
粉塵爆発が起き、Aの耳に爆音と共に声は届く。
掻き消えた音と煙を確認すると、Pleaの方へと向いたAは笑う。
「情報漏洩で
Plea「も〜っ!! そんな事、言わないでくださいよ〜!!!」
立ち上がり、片手でコップを持つと軽くAの肩を数回突く。
「情報漏洩は何罪か知ってるか〜?」
A自身、その情報が嘘か真か見極めたいと知りたいという気持ちそんな事を繰り返して話していると、PleaはAの服の裾を握りしめる。
Plea「Aさんは観光客で知らないから他所向けるんです!」
粉塵爆発をする為の小麦粉が切れたAlonが片付けを他のニンゲンに任せて防護服を脱ぎながら此方へと走ってきていたが、Pleaの声と共に響く。
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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年7月20日 17時