所詮は他者の想いのオモチャであるが、とりあえず自由に生きる。━9

第３８１話 ページ22

UT/Undyne「なにかあったのか？！」

UT/Papyrus「ニンゲンの友達からスコーンを貰ったんだよ！ 焼いたから沢山あげるって！」

Ꮶetchup「兄弟は人気者だな」

UT/Papyrusからスコーンを受け取り食べながら、周囲を見渡すUT/Undyneの目にDREAMの元へと行っていたSwap/NIGHTMAREが通り過ぎるのが目に入った。

スコーンを一口で食べると、Swap/NIGHTMAREへと飛びかかり、Swap/NIGHTMAREは吹き飛んだ。

UT/Undyne「ドリームと一緒にいたやつだな？」

吹き飛んだ先は植え込みで、クッションとなりSwap/NIGHTMAREはめり込んだ。

Swap/NIGHTMARE「全く、乱暴ですね！！」

咄嗟に立ち上がり、UT/Undyneへと叫ぶSwap/NIGHTMAREはUT/Undyne達の元へと歩く。

Swap/NIGHTMARE「…彼女の場所は分かりますよ」

と、方角と大凡の距離を話した瞬間に風を切るかのように走り出すUT/Undyneとそれを追うUT/Papyrus。そして、その場からいなくなったᏦetchup。

Swap/NIGHTMARE「ちょっと待って…！！！ はあ…仕方ない…」

走り出した2人を追う前に先程、吹き飛ばされて触れてしまった植え込みへと目を向ける。

植え込みは萎れて枯れ朽ちていた。

Swap/NIGHTMARE「…今は彼女を」

そう言い、目を逸らし走り出す。

・・・

Plea「もし、もしなんですけど…俺達ニンゲンがモンスターを全滅させる為に、国が軍を動かしてたり…してたらどうしますか？」

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