第380話 ページ21
「何の話だ?」
粉塵爆発の実験を始めたAlonを心配した周囲の大人達が同じく防護服ではなく溶接をする際の被り面などをして手伝い始めたのを見ていた時の事、Pleaがトーンを落とした声でAに問いかけた。
Plea「Aさんなら、あんな小細工の中でも動けた筈です。なのに、なんでですか…?」
「だったら、プレアだって動かなかった俺は絶好のチャンスだったのに驚く隙を作った。何より俺はもう答えを言ってる」
Plea「答えを言ってる…?」
「俺は、プレアに前線自体が向いてない。奇襲と、前線は無理なら後衛なら向いてる…と俺は思うな。例えば後衛は基本サポートや前衛の援護…あのゲームなら、相手チームの撹乱や…スナイパーとかだな」
Pleaはそう言われ、「なるほど」と腕を組み考え込み始める。
「それはそうと、話ってなんだ? ここに俺を連れてくるほどの本題だ」
Plea「あ! えっと、Aさんはなんでモンスターさん達と関わってるんですか?!」
「意外と俺にも山より高く海より深い事情がある。…でも、何より友達だからだな」
Plea「友達…!!!」
・・・
一方、その頃。
UT/Undyne、UT/Papyrus、Ꮶetchupの3人は消えてしまったAを探す為に走り回っていた。
Ꮶetchupは、ケチャップを飲みながら木陰に立っているだけだが集合場所として機能しているようでUT/PapyrusやUT/Undyneはそこへと走り抜ける。
UT/Papyrus「アンダイン! 凄いぞ!!!」
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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年7月20日 17時