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第376話 ページ17

Ꮶetchup「こりゃ、絶対に誇大(間違った)解釈してるぜ…」

路地へと飛び込んだAは、UT/Undyneが来る前に周囲を見渡す。

「凄いな…ニンゲンや他のモンスターを巻き込まないように、俺を追い込んでるだな…」

UT/Undyne「それが、分かっていて態とここへ来たと言うのか」

声がして振り向き、改めての対面を果たした。

「どうにも疑われた理由が知りたくってな。発端はなんだ?」

UT/Undyne「それをお前から詳しく聞く予定だ」

「つまり、俺が相当の罪をやらかしてるか。または、それだけ緊急性の高い可能性も─────っとッ?!」

飛んでくる槍を避けようと身を捩った瞬間。

UT/Papyrus「危ない!!」

Aの目の前の地面から1本の骨が突き出す。

「…パピルスか!」

飛んできた槍を目の前にしながら、骨を手で掴んだ瞬間に、素早く横へと動き出しUT/Undyneの横を抜けた。

UT/Undyne「なにっ!!?」

掴んでいた骨が急停止し、その反動でAが中に宙へと浮く。

「ありがたい助け舟だなッ!」

くすぐり器(金属製の熊手)を顕現させ、目前に近づく壁へと突き刺す。

突き刺した先は恐らく3階ほどの高さ。

UT/Papyrus「最高にクールだぞ!!」

「パピルスには叶わない、なっ…!」

振り子のように揺れ始め、くるんと回るとくすぐり器(金属製の熊手)の柄へと乗る。

UT/Papyrus「アンダイン! 指名手配犯じゃなくて、迷子ちゃんなんだぞ!」

そう叫ぶUT/Papyrusを見届けるAはUT/Undyneへと目線を移す。

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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年7月20日 17時

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