第374話 ページ15
Swap/NIGHTMARE「俺は、貴方の中にある強いポジティブの感情で貴方を追えます。なので、行動はご自由にしてもらって構いません。では」
そう言うと、背を向きかけたSwap/NIGHTMAREへと手を振るAに気付き、「またあとで」と改めて言い残し、背を向け歩き始めた。
「俺は、あの店に向かって見るか…」
コーヒーを飲み干し、空をゴミ箱へと捨て歩き出したその時、上からの人影がAに被さる。
UT/Undyne「─────見つけたぞ!!!」
「うおっ…?!」
その声と同時に、目の前に青い槍が刺さり、後退ると、その前に人影の正体であろう何かが降り立ち、槍を地面から引き抜き、その穂先をAへと向け差す。
UT/Undyne「お前が指名手配犯だな?」
「何が何やら俺には分からないな…?」
思い当たる節で犯罪など到底起こしてない筈だと記憶を辿るAを余所に目の前の何かは、腰を屈め槍を持つ手を肩より後ろへと下げ、穂先はAの方へと向けたままにした槍の投擲体勢へと移る。
「捕らえる気満々だ、なッ?!」
話している最中に投擲を開始し、後ろにあったゴミ箱へと突き刺さり、凹んだゴミ箱の音がAの耳へ届く。
UT/Undyne「随分と舐めた余裕を取ってくれるな…」
「話をする
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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年7月20日 17時