第371話 ページ12
「しないからな。しないぞー」
と、AはLustが頼んでくれていたオレンジジュースを匂うと飲み始める。
Lust(…押したらイけそう…)
腰に手を回すLustを横目にコップを握ったまま。
「だーめだ」
Lustにコップを取られ、「あ」というしまったという表情と共に冷や汗を掻く。
「だから…」
Swap/NIGHTMAREがLustからAを引き剥がし、間に入るとLustへと叫んだ。
Swap/NIGHTMARE「何してるんですか?!!」
「おお、スワメア。ラストに誘われて、ここに」
Aが話しかけた瞬間、Swap/NIGHTMAREはLustの上着を着ている事に気付き深く溜め息を吐く。
Swap/NIGHTMARE「本当に、放っておけない方ですね…」
そう言いながら、「それ早く脱いでください」と強く促され脱ぐとLustへと上着を投げつけたSwap/NIGHTMARE。
「悪かったな…返し方、斬新だな」
Swap/NIGHTMARE「イケてるでしょう?」
NIGHTMAREと同じ返しをされ、思わず笑ってしまったAに驚きつつ、手を差し出す。
Swap/NIGHTMARE「僕の手を握っていてください」
「…良いのか?」
Lust「もう行っちゃうの〜?」
Swap/NIGHTMARE「この人に、何をするか分からないですから」
有無を言わさずにAの手を握り、UNDERLUSTから去る。
Lust「つれない〜。でも、また会えるわよね♪」
66人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユーキ | 作成日時:2023年7月20日 17時