所詮は他者の想いのオモチャであるが、とりあえず自由に生きる。━9

第３７０話 ページ11

「ここ…」

Lust「アンダーラストへようこそ」

「これは、また変わった場所だな」

Lustは話しているAを地に降ろすと、Aの姿を改めて眺めた。

Lust「…そうね。良い格好だけど、これ」

上着を脱ぐと、Aへと被せる。

「ラストが寒いだろ？」

Lust「良いの良いの」

と、Aの肩に手を置き、進んで行く。

Lust(誰かに先超されちゃったら嫌。なんだか、警戒心が高いのか低いのか分からないのよね…この子…)

一方、Aを追いかけてきたSwap/NIGHTMARE。

Swap/NIGHTMARE「やっぱり、ここですか…一体、何処に…ドリームさんが言っていたのは、この事ですか…」

様々な感情に紛れ、Aから出されるポジティブ感情。そして、それを取り巻くNIGHTMAREのグープの気配。

その気配を頼りにSwap/NIGHTMAREは感じ取りながら走り出す。

Swap/NIGHTMAREが探している最中にAは、Lustのポールダンスを眺めていた。

「ラスト、凄いな。凄い綺麗だったぞ」

ポールダンスが終わり、遠目に眺めていたAは拍手を送る。

Lust「嬉しい。ねえ、この後、空いてる？ 空けて」

「空いてるというか…Undertale(原典)のフリスク達に何も伝えずに来たからな。……その？ 繁殖行動？ とかしないからな」

Lust「あーおいおい、言い方は卑怯〜。シたくなる…」

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