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第300話 ページ31

「あ、悪いな。俺の名前はA、好きに呼んでくれて構わないからな」

UT/Frisk「遊ぶんだよね? 何するの?」

「これが特に決まってない状態でな…」

と、隣にいたUT/Papyrusへと目を向けた。

UT/Papyrus「遊ぶならフリスクも一緒でないとな!」

「実に名案だからな」

UT/Frisk「君は、何が好き?」

「…明確に好きなものはな…」

ふと、Aはある事を思い出し、UT/FriskとUT/Papyrusに話した。

その話をした数十分後、街を歩きながらハンバーガーを食べている。

「存外、食べるのが好きでな…」

UT/Frisk「僕も好き!」

「俺もサンドウィッチとかタコスも好きだな」

UT/Papyrus「スパゲッティもか?!」

その問いにAが笑って頷いている間、3歩ほど後ろで歩いているDREAMとᏦetchup。

DREAM「彼女は少し特殊でね。もしかしたら肉体だけはプレイヤーで、人格の方は確定なんだけどゲーム内のA、自身なんだ」

DREAMはややこしいながらもAの事をᏦetchupへと説明していた。

Ꮶetchup「おい、そりゃ…一体、どういう事だ?」

DREAM「肉体は殆どプレイヤー。人格はゲーム内のキャラクターであるスミ…上手く伝えれないけど、なんとなく分かって欲しい…」

Ꮶetchupは、とっくの昔にとでも言えるほど早く理解していた。

それは、プレイヤーである操作できる側とキャラクターである操作される側という理解で。

今でさえ、UT/Friskという操作される側のキャラクターであるニンゲンがいつその手を動かすかと思っている時がある程。

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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年3月10日 11時

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