所詮は他者の想いのオモチャであるが、とりあえず自由に生きる。━7

第２８７話 ページ18

「子供は深く考えんくていいって事な」

互いに笑い合い、Aは_/Friskの頭を撫でた。

その瞬間に目が覚め、寝起きで重い身体を起き上がらせ、周囲を見渡す。

UnderSwapにて着ていた服を着ていた為、今日は久々のスカートで足をベッドから下ろし、揺らす。

Doodle sphere、遠目にInKがいる事が分かる。

「今のは、フリスクとの記憶(DATA)だよな？」

_/Gaster〔やはり、珍しいね。復元中は見ないのが普通だと思うんだよ。Aは特にね〕

_/Gasterは、Aの両肩に手を置き、訴える。

InK「Aー？！ 起きたー？！」

その声にInKの方を見ると、InKがERRORのスカーフを掴んでこちらへと飛んできている。

「おい、エラー大丈夫か…？」

ERRORは雑にAのベッドへと投げ込まれ、ショートを起こす。

ERROR「このイカレサイコパス野郎が！！」

InK「嫌、Aどこにいるのか聞いてたから話したいのかなーって！」

「…インク。限度があるぞ？ 多分エラーは場所だけが聞きたかったんだ」

InK「そーなんだ。ごめんね、エラー」

InKに謝られた事に目を見開いて、Aの方を見るERROR。

ERROR「お前に会ってから、ずっと調子が狂う」

「俺は、そんな事ないがな。エラーはそれが嫌か？」

ERROR「……それは俺の勝手だ」

ぽふっと顔に優しく投げられたのは布。服である。

「エラー、新しく作ってくれたのか。エラーの作る服はこう…ゴワゴワしないんだよ。ありがたいな」

ERROR「煽てても何も出ないぞ」

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