第280話 ページ11
ERROR「違う服ばっかり着てるな!!!」
拠点へと来てソファに座っていたAは突然、ソファの後ろへと現れたERRORの方へと振り向き目を合わせる。
「この痕が隠しやすくって、ついな」
NIGHTMAREから貰った服を着ていたAは、ネックウォーマーを摘む。
ERROR「…隠しやすい方がいいのか」
「え? うん、ごめんな」
ERROR「早く言え!!!」
瞬く間にいなくなるERRORを見送ったAは、近くにCROSSが来ている事に気付き、CROSSの方へと向くと「よっ」と、手を上げる。
CROSS「…帰って来たか。コーヒーいるか? インスタントだが」
「ああ、欲しいな。ホットで頼んでもいいか?」
暫くして、CROSSが温かいコーヒーが入ったカップ持ってスミの方へ。
「…クロスの服、良いな」
CROSS「突然なんだ」
「もこもこのふわふわだし、首と腕も隠しやすいからな。…エラーにこれっぽいもの作って貰おうかな、なんてな」
Aがそう言うと、CROSSは手元にあるコーヒーが入ったカップを一口、飲むと話す。
CROSS「こっちが、作れば早い。エックスキャラ」
X/Chara『本当に便利屋と思ってるよね? 良いけどさ…Aが着てるところ見たいしさ』
「良いのか…?」
コーヒーを入ったカップを机に置き、CROSSの方を見つめる。
CROSS「良いそうだ」
「そうか。助かる、ありがとな…」
カップを持つと一気に飲み干し、立ち上がり、台所へ。
CROSS「もこもこの…ふわふわ…」
意外な言葉が出てきたと己のパーカーのファーに触れる。
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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年3月10日 11時