店の小さな番人のシュシュ ページ27
百合華「可愛い子ね
野良の子かしら？」
空澄羅「にしては毛並みが良くないか？」
紅真「つーか、アンタ誰？」
「アンタがいきなり掴んだんでしょ!?」
オレンジ髪の女に話し掛けるが何故か怒ってる
カルシウム不足か？
「誰じゃ？
お前達は」
空澄羅「···何かに似てる気がする···」
紅真「犬であんなのいなかったか？」
百合華「ルフィ、出れそう？」
ルフィ「鍵ねぇか？」
紅真「こじ開ければいいだろ？」
百合華「それ、普通の人には難しいと思うわよ？」
「わしの話を聞かんかい！」
ジジイの話だとこのペットショップの持ち主の飼い犬らしいんだが
その飼い主は···かなり前に亡くなってるらしい
それを知ってもなお主人の帰りを待ち続けて店を守ってるとの事だ
小さいのに良い根性をしてやがる
紅真「犬、お前にご馳走させてくれや
肉がいいか？」
俺はさっき何とか見つけたあの鳥を焼いて(簡単なのしか作れん)をやると匂いを嗅いでから食べた
紅真「美味いだろ？
この店と主人が大好きなんだな
頑張れよ」ﾆｶｯ
ﾄﾞｼﾝｯ!!
なんだ？
「コイツらか？
バギー船長のお気に入り掻っ攫ったっていう···輩は？」
···さっきの赤鼻のオッサンの仲間か？
ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ···
頭を少し掻いて俺は立ち上がり
俺に"お手"しようとするライオンの鼻に鼻フックをかます
「がふ!?」
「き、貴様！」
紅真「あのよォ〜
俺の妹を攫った犯人に簡単に渡す訳···ねぇだろうがァ!!」
ﾊﾞｷｨ!!
「ぐはぁ···!!」
「が···!!」
ﾄﾞｼｰｰｰｰｰﾝｯ!!
ルフィ「おっほ〜！
お前、やるな〜！」
空澄羅「ルフィ、出してやるから動くなよ？」
親父がルフィの檻をこじ開けた
空澄羅「よし···
じゃあ、あの赤鼻を潰すか」
ルフィ「俺の仲間に手を出そうとした分を返さねぇとな」
紅真「俺は無傷だがな？」
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