シナリオ【神赦病棟】《2》 ページ48
夢猫丸「ここか···
すみませ〜ん！」
ｶﾞﾗﾗｯ
「夢猫丸さん、お久しぶりです
さ、中に入って下さい」
夢猫丸「急にすまないな
幸子から手紙が来てきたんだが···」
彼は岡田正則(おかだまさのり)
幸子の旦那で母親と幸子の3人暮らしである
義母「何だい？
あのうまずめ嫁の友人かい！」
母親は幸子の友人と聞くと機嫌を悪くさせた
夢猫丸「正則さん、幸子の病気は何か聞いてませんか？」
義母「フンっ！
あんなうまずめ嫁に貰うんじゃなかったよ！」
正則「幸子は心の病気で入院したんです」
夢猫丸「···(心の病気？)
その、心の病気とは？」
正則「統合失調症という病気をご存知でしょうか？
先生の説明によると幻想や妄想子いう症状が特徴的な精神疾患だそうです」
夢猫丸「···じゃあ、この手紙も知らなかったと？」ｽｯ
夢猫丸は手紙を取り出し見せる
正則「これも病状の特徴だそうで···
病気という自覚がなく、また周りの人間全てが敵に見える
それで貴方に手紙を送ったんでしょうね
ご迷惑をおかけしました」
義母「ただのキチガイだよ！」
夢猫丸「見舞いに行きたいんだが···出来ますか？」
正則「どうしても···と言うことでしたら、私の方から病院に連絡入れておきます」
夢猫丸「ありがとうございます
それで···うまずめとは？」
正則「幸子はどうやら、妊娠できないようですね」
夢猫丸「妊娠できないのはどちらか原因か調べましたか？」
正則「調べてませんが···」
義母「私の可愛い息子が原因なはずないだろう！
流石あの女の友達だ！失礼ね!!」
夢猫丸はそのまま母親に追い出されてしまう
夢猫丸「···(あの男···嫁の幸子を守らなかったのか？)」
夢猫丸は2人をよく思わず
家の周りを見る事にした
【目星(85)】→20《成功》
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