夢猫丸がぼっちで行くクトゥルフ神話TRPG (ページ42)

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シナリオ【月の媒介者】《12》ページ42

夢猫丸は食事を終えて巴月に質問をし始めた

夢猫丸「···質問攻めになるがいいか？」

巴月「いいよ〜
何？」

夢猫丸「あの···血の着いた部屋···
あれは···お前の親父さんの部屋か？」

巴月「そうだよ
私が攫われた時にお父さん殺されちゃった！」

巴月はそうあっけらかんと話した

夢猫丸「そ、うか···
じゃあ···この礎茂ってのはお前のお爺さんでいいのか？」

巴月「うん
おじいちゃんは昔は可愛がってくれてた
出て行ってからはどこにいるのか知らない
多分、私のことを口外するんじゃないかという疑いで政府に追われてる」

夢猫丸「成程···
心は読めるのか？」

巴月「常に読んでる訳じゃないから
意識すれば読めるよ」

夢猫丸「成程···
お前は···全人類を滅亡させたいのか？」

巴月「···分からない···」

夢猫丸「そうか···
どうすれば···俺ら人類は助かるんだ？」

巴月「私を殺すしかないと思う」

夢猫丸「···そうか···」

すると巴月は立ち上がり夢猫丸の前に来た

巴月「ねぇ···」

夢猫丸「ん？」

巴月「私たち、友達かな？」

夢猫丸「···お前がそう思うならそうだろ？
···それにな···
海で遊んでる時に久々に子供の時のことを思い出せた
···だから···友達だな」

夢猫丸はそう照れくさそうに言い巴月の頭を優しく撫でた

巴月は微笑み「そう」と答えた