夢猫丸がぼっちで行くクトゥルフ神話TRPG (ページ11)

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シナリオ【人魚の願い】《9》ページ11

夢猫丸「これは···」

書いてある事にはこう書いてあった

[この呪文は対象の人間の姿を借りる事が出来る
ただし、3日間以内に対象の人間の全てを食べることが出来なければ泡になって消えてしまう
更に3日間は身体のどこかに傷を負った場合も一時的に元の姿にもどってしまう
対象の人間の全てを食べた場合は、傷を負った場合も戻る事なくその姿に定着する]

と書かれていた

夢猫丸「···成程···
定着出来たらその存在になり代われると···」

夢猫丸はそのメモを内ポケットにしまい込みました

夢猫丸「んじゃ···あの女に会わせないようにしないとな」

夢猫丸はクルージングの時に連絡先を交換していたので連絡をしたものの電話に出ない

夢猫丸「おいおい···出ねぇぞ？」

夢猫丸は仕方なく彼女の家に向かうことにした
彼女の家については近所の人達に聞き込み知り問題なく家に着いた

夢猫丸「···すいませ〜ん」

夢猫丸がインターフォンを押すと中からとても綺麗なニコニコした瑠奈の母親が出てきた

「は〜い、あら何方？」

夢猫丸「すいません
瑠奈さんの知り合いの者なんですけども···
瑠奈さんは？」

「瑠奈でしたら、今仕事の研修に行ってるのよ
3日ほど本社の方でお泊まりで会社の皆さんと勉強するんですって」

夢猫丸「仕事ですか？(アイツ···そんな事してるようには見えねぇがな···)
あの本社って何処にあるとかは？」

「あら、何処だったかしら？
詳しく聞いてないわ〜」

夢猫丸「そうですか···
あ、じゃあ会社名とかは？」

「えーっと、なんだったかしら？
あ、そうそう瑠奈の名刺があるわ」

見せてもらった名刺には会社の名前と住所と電話番号が記載されていた
会社の名前は《株式会社 My Dum》と書かれていた

夢猫丸「ありがとうございます」