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．．．
七海が呪術界に戻ってきて1週間。
まだ私は、彼と話せずにいた。
今までどう接してきてたっけ、同期との距離感なんてもう随分と前からたった1人しか居ないから分からない。
そんな考えに陥り、私は七海と遭遇しないよう、今まで入り浸ってた高専には極力近づかなかったり、行っても事務室に用を素早く済ませて帰ったりという行動をしていた。
こういう時、灰原が居てくれたらなぁと黒髪で笑顔が良く似合う男を思い浮かべる。
灰原は、私達2人が付き合う前からよく相談に乗ってくれたり、協力をしてくれたりしていた。
しかしそんな頼もしい男は、もうこの世にはいない。
『硝子先輩助けてぇ…』
そうなると、私が助けを求める人は同性であり、呪術界では珍しくいい人な彼女になってしまうわけで。
高専内の医務室に駆け込み、絶賛泣きつき中である。
「笑えるほど避けてるね。」
机に項垂れる私の髪を硝子先輩の細長い指が撫でる。
『今更、何話していいかとか全く分からなくて…』
「まぁ、A達高専入って割とすぐに付き合って、別れたのも卒業間際だったしな。」
『そうなんです。だからもともと同期だった頃の距離感とか全然思い出せないんですよ。』
どうしよう〜、とうだつく私に硝子先輩は指をパチン、と1度鳴らした。
「これはもう、あれしかないだろ。」
『あれ、？』
「飲みに行こう」
『硝子お姉様〜〜！』
結局の所、この歳になるとお酒を飲んで語る他悩みを打ち明け、解決する方法はなかった。
硝子先輩はまぁ多分、お酒が飲みたいだけだろうけど。
『私予約します！！』
「あぁ、ありがと。」
『いつものとこでいいですよね？』
「構わないよ。」
スマホをすいすいっと操作して店の予約をする。
今日の任務はもう終わったし、明日は久しぶりのオフだし、飲んで飲んで飲みまくろう。
嫌なことは全部お酒で流してしまう年になったなぁ、なんて考えながらまだ仕事がある硝子先輩とはその場で別れ、私は1人帰路に立った。
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森 - ああもうなんなん!?好きすぎるんやけどホンマに‼(逆ギレ) (2022年2月1日 23時) (
レス) @page12 id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
emma(プロフ) - Ronnyさん» Ronnyさま、コメントありがとうございます。とっても嬉しいですありがとうございます(TT)またちょくちょく書いていきたいと思いますので、その時に覗いていただけたら嬉しいです！ (2021年3月5日 19時) (レス) id: 83ec74c2f0 (このIDを非表示/違反報告)
Ronny(プロフ) - あぁああああ好きです好きです!!!お気に入り登録しました!更新頑張って下さい! (2021年3月5日 19時) (レス) id: d499d51969 (このIDを非表示/違反報告)
emma(プロフ) - 東雲さん» 東雲さま、はじめまして。コメントありがとうございます。とっても嬉しいです、励みになります(TT)ご期待に添えるよう、頑張ります！！ (2021年3月5日 18時) (レス) id: 83ec74c2f0 (このIDを非表示/違反報告)
東雲 - はじめまして！最高です、とても面白いです。続きを楽しみにしてますね！ (2021年3月5日 18時) (レス) id: ea3b01b8d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：emma | 作成日時：2021年3月4日 23時
