王都襲撃編ー3 ページ35
「結界創成魔法 式神犬張子」
私は結界で創った式神のコマちゃんを
先に北地区に向かわせていた
敵の配置や状況確認などの索敵を行う為に
小規模な範囲ならば正確な索敵が可能
あとは移動と攻撃ができる
攻撃力よりも拘束や鎮圧特化だけど
「コマちゃん 敵の数と配置を教えて！」
「団長、ゾンビのような敵が50体程
敵の親玉らしき者とアスタくんが交戦中です
救出対象は女の子一人 後レオがいます」
「良くやったA…！」
そして北地区に降り立った
大規模な火災が広範囲に広がっている
「おお！Aよ！遅いじゃないか！」
「レオ！後で団長からお説教があるてさ、どんまい！」
若干顔が強張るレオ なんかかわいいかも
「それより我がライバルは無事か…！」
「暴牛の小僧を探すのは後にしろ…レオ
こいつら魔力が宿っているが生きている人間ではない！」
やるべき事は一つ
「立ち上がれぬ程に粉砕するのみ…！」
「我が魔法を受けてみよ…！」
レオと団長が炎魔法を放つ
この場の鎮圧なら私にも適任だ
「おいでコマちゃん！狛犬奮迅！！」
狛犬奮迅は激しく暴れながら敵を攻撃できる。
大規模攻撃を仕掛けて行動不能にする!
魔法を展開した後にすぐ
アスタくんの声が聞こえてきた
「どーだ！ん？この声は…！」
その声を聞きレオが走り出す
私はこの場の敵の制圧に集中する
終わり次第アスタくんに加勢する！
少し離れたところでは団長の声がした
「恥ずべきは弱い者ではない…弱いままの者だ！！」
敵の魔法が女の子に迫るが、
ノエルちゃんの魔法がその子を守る
やっぱりノエルちゃんはすごいじゃん…！
だが次々とゾンビが出てくる
このままではアスタくんが危ない！
「アスタくん！私も協力する！」
「助太刀しよう…！我がライバルよ！
その外道に一太刀浴びせてやれ！
オマエの力、見せてみろ…！」
アスタくんは回転しながら敵を斬りつけた
「なんという魔導士らしからぬ戦い方だ…！
面白いすぎるぞ…！
A！オマエもそう思うだろ！！」
「…確かにアスタくんって今までにいない子だね」
だからこそ敵の予測を超えていく
私も見習わないと…！
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作者名：お腹すいた | 作成日時：2023年5月31日 11時
