可愛い後輩枠 ページ32
気づけばレオがアスタくんの後ろに立っていた
「ミモザから聞いておった通り
貴様なかなか面白いではないか…！
よし喜べ！！このレオポルド・ヴァーミリオンの
ライバルにしてやろう！！」
高らかに笑いながらアスタくんに近づいて行くレオ
アスタくんはライバルはそこにいるユノだと伝えるが
レオはライバルは何人いてもいいと言う
その例に私の名もあげた
まったく。レオ節が炸裂しすぎてる
カスタって言っちゃったよ
喜ばないアスタくんに圧かけてるし
「ねえ君！アスタくんだっけ？もう諦めて
この人のライバルになっちゃった方がいいよ〜！」
初めまして！そうアスタくんに声をかけたのに
レオが横槍を入れてきた
「む。揶揄うなA
俺のライバルになった際は泣いて喜んでいたくせに」
「その話はもうやめて！！」
レオは何かある度にこの話をしてくる
「おおー！先程のすごい防御魔法の人！
それにあの熱い演説！痺れましたァ！！
マジカッケェっす！！」
ありがとうございました！！
そうお礼を添えてきたアスタくん 可愛くていい子！
「あの…！A・カーマインさんですか？
私、ミモザ・ヴァーミリオンと申します
よくレオポルドさんからお話を伺っていて…！」
ウェーブのかかったロングヘアの
可愛らしい女の子が話しかけてきた
どうやらレオの従兄妹らしい
「ミモザちゃん！よろしくね！
ところで、レオは私の事なんて話してたの?」
「絶対教えん！！ミモザ！オマエも言うなよ！！」
そう言い、レオはアスタに腕相撲を挑んでいた。
ちなみに腕相撲はまだ勝ったことがない！
レオとアスタのおかげでこの場の緊張が解けた
各々自由に話をしている
やっと息苦しさが消えた！助かった〜！
やっぱ苦手だこういう雰囲気！
ほっと一息ついていた所に近づく2つの影
「男にも負けない心の強さとその魔法
やはりオマエの入団を逃したのは悔しいな」
「シャーロット団長…！」
剣騎士を思わせるような凛とした佇まい
周囲を圧倒する茨魔法の使い手
やっぱり美しい…！まさに絶世の美女だ…！
恥ずかしながら声に出ていたらしい
その言葉に反応したソルさんがこちらに向かってきた
「オマエ、中々見る目があるな！
紅蓮の獅子王を辞めてうちに来いよ！！
今日からよろしくな！！A！」
オマエ可愛いなー!と頭をぐしゃぐしゃに撫でられる
「ソルさん…！！私は紅蓮の獅子王団の一員です！！」
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作者名：お腹すいた | 作成日時：2023年5月31日 11時
