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私と父の魔法1 ページ3

この世界は魔力が全て
至極当然のこと

口に出すまでもない

だから初めて魔法が出せた時は
とても嬉しかった

初めての私だけの魔法

すぐにお母様に見せに行った
褒めてくれたら嬉しい

いつもは無口なお母様が
珍しく血相を変えてこう言った

「お願い これだけは約束して」

「A 魔法騎士にだけは絶対にならないで」

「おかあさま、どうして?」

「魔法騎士だった死んだ貴方の父親と同じ魔法だからよ
まるであの人の生き写しのようだわ」

お母様はそれだけ呟くと自室に戻ってしまった
 

私の魔法を一言だけでも褒めてほしかった

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作者名:お腹すいた | 作成日時:2023年5月31日 11時

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