魔法騎士団入団試験 ページ14
魔法騎士団入団試験
試験番号は１２番
手応えありで最終試験まできた
フエゴレオン団長の急な「戦いだ!」の勢いによって
吹き出してしまった
黒の暴牛の団長と目が合ったような気がしなくもない
失礼いたしました
誰か戦ってくれる人いるかな
「君、僕とやらない？」
「うん！声かけてくれてありがとう〜！よろしくね！」
これが最後のアピールチャンス。全力で行く！
私の頭上に竜巻きが現れた
拘束魔法か
相手は風属性で相性自体は悪いけど
それを覆してこそ目立ちがいがある!
「その風の檻に囲まれれば身動きとれまい!
これで終わりだ！」
「ふふっ！囲まれればね！」
「結界創成魔法 拒魔の大鳥居
(と、式神 犬張子)」
多数の鳥居で私自身を囲み、
その結界内にコマちゃんを隠す
「この結界内は私の不可侵領域！
貴方はもう私は攻撃できない」
「おいでコマちゃん 踏み潰し」
コマちゃんで相手を抑えつけて行動不能にする
この半年間
お母様と使用人のみんなに
手伝ってもらって沢山特訓してきた
絶対魔法騎士になってやる！
「以上で試験は終わりだ
番号を呼ばれた受験生は前に出てきてくれ」
「その受験生の入団を望む騎士団長が挙手をする
挙手した団に入団するか否か、
そして挙手した団が複数の場合
どの団を選ぶかどうかは受験生を自由だ」
「12番の受験生 前へ 」
「ついに私の番、緊張する…！」
「希望者は挙手を」
紅蓮の獅子王
銀翼の大鷲
碧の野薔薇
黒の暴牛
こんなにも選んでもらえて嬉しい
私はずっと前から決めてたところにする
フエゴレオン団長とバチっと目が合う
「紅蓮の獅子王団でお願いします!
「貰い受けよう」
「私は永遠に、貴方方と共に戦います！」
「いい子取られちゃいましたね
それよりあの子かわいー！！」
「うっせぇぞフィンラル!まぁしゃーねえな」
「(熱血真面目大王の説明に吹き出してたアイツの魔法
この国にないはずのものを創ってやがった
あのユリウスの旦那が言ってた奴の娘か…？)」
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作者名：お腹すいた | 作成日時：2023年5月31日 11時
