お父様のこと ページ13
お母様からお父様のことを聞いた
なんと、はるか海の向こうの異国生まれらしい
クローバー王国に遭難し、とある人物にお世話になり
「灰色の幻鹿」という団に入団
私が生まれた日にスペード王国国境付近で
殉職してしまったらしい
婿入りという形で貴族の母と結婚できた理由は
お母様が家出のような形で結婚に踏み切ったから
貴族階級から追い出されなかったのは
家族の優しさだと話していた
お母様が私より全然豪快でびっくりした
私が魔法で創成したものに見覚えがなかったのも
それが異国のものだったかららしい
「じゃあコマちゃんもその異国にはたくさんいるの?」
「ワン!(人形や像のような形でならいる!)」
「そうなんだね〜!」
狛犬から名前を取って、コマちゃん
私の魔法で出した式神
意思疎通も潜入も攻撃もできる万能ちゃん
首に鈴がついていて可愛いでしょ!
「ワン!
(Aそろそろ出ないと入団試験に遅れるよ!)」
「そうだ!行かないと!」
「A、いってらっしゃい!頑張ってね!」
「うん頑張る!立派な魔法騎士になるよ!
あとお母様、なんか明るくなったよね!嬉しい!」
「Aのおかげよ ありがとう!
それにAも明るくなってとても可愛らしいわ」
「お二人方が明るくなられて、とても光栄です
私たち使用人一同もAお嬢様が
立派な魔法騎士になれることをお祈りしています!」
「みんなありがとう!行ってきます!」
いざ魔法騎士団入団試験会場へ!
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作者名:お腹すいた | 作成日時:2023年5月31日 11時