悪の大魔導師と善の大魔導師二人の物語 (ページ5)

今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:12,628 hit

運命と困果のバディ2 ページ5

フィオの魂の具現化、『黙示録-アポカリプス』

ファ「『それを得たものは世界を得る』なんて大袈裟な言い伝えがあるが…それは使い手が伴えばの話だ」

タ「おい、少し貸せ」

フィ「この杖は…」

タ「"盾-ブクリエ"」

ファ「そんな初級魔法じゃこの改造銃は防ぎきれねーぜ!」

貴「ターフェ、フィオ!」

フィ「ターフェ、エレナ、腕!」

タ「走るぞ」

フィ「待ってくださいターフェ!!早く手当を…」

貴「これぐらいなら大丈夫よ。ターフェごめんなさい。庇いきれなかった…フィオは杖が使えないんだから仕方ないわ」

タ「やっぱりか)大丈夫さ。それより…その杖を見せればビビって相手が逃げると思っていたのなら、君の頭はお花畑だな。ショートケーキより甘いお姫様だ」

フィ「…ターフェの言う通りです。私はまだ回復魔法も使えない…私の甘さが君とエレナの怪我を招いてしまった。ターフェは私より賢い…君には何か考えがあるから余裕なのではないですか?」

貴「ターフェ…この窮地から脱する方法を教えて」

タ「(体術であんな小悪党を潰すこと容易いが…私もエレナも怪我をした『意味』がない)
君の杖を私に使わせてくれ」

フィ「この杖は人を選びます。契約呪文は知っていますが何が起こるか…」

貴「フィオ。ターフェなら大丈夫。信用できる」

タ「信じてくれ、君のバディを」

フィ「…わかりました。ですが危険だと思ったら杖から手を離してください!」

フィ「"我が名において我が魂と契約を果たさん!答えて黙示録!"」

ファ「まぶし…ってうわー?!」

「アニキ!?」

タ「こうすれば一時的に力を取り戻すことが出来るのか…」

マ「マスターかっこいい～」

貴「…ターフェ?」

タ「あぁ、そうさ。説明なら後で嫌という程してやる。だがその前にあいつらにお仕置きしなくちゃなぁ。おい雑草共、一つ選ばせてやろう」

信用できる、けど…

タ「日に炙られて焼死か水に溺れて溺死か電気による感電死か地に埋もれて圧死するか呪いによって衰弱死するか空気を奪って窒息死するかどれがいい?」

ターフェは悪魔だった…←

ファ「な、なんかやべぇずらかるぞ!」

「あ、あいあいさー!」

タ「逃げていいとは言ってない」

ファ「お前先に逃げろ死んじまう!」

タ「じゃあ私が決めてやろう。爆発による爆死__」

フィ「ダメ!」

タ「なぜ消した…」

貴「そこまでやらなくても…」

タ「何言っているんだああいうのを放って置くと後で…」

マ「マスター…あいつら逃げました」