悪の大魔導師と善の大魔導師二人の物語 (ページ22)

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疑惑と疑念のクラスメイト6 ページ22

サ「でもこいつ性格悪い」

マ「サファ!」

タ「わかってないな誰彼構わず殺す奴は小悪党というんだ。で?没落皇子、その外ハネはお前の護衛か?恋人か?」

どう考えても二つ目でしょ

サ「ち、違う!さっき助けたのは…こいつに権力があるからで…馬鹿だしきもいしハゲてほしいけど」

タ「散々だな」

マリンの頭の上に石が見える。

マ「彼女は…さっきも言ったが不死実験の希少な成功例でね…その、こっそり連れ出して…復讐もだけどサファの呪いも解きたかったし外の世界も見て欲しかったし…」

貴・フィ「攫ってきた!!/攫ってきてしまったのですか!?」

マ「そうなる。彼女の本名はサファ・ミレニアムで今のパパラチアというのは偽名…」

タ「ふふっ…ふはははは!」

ついにターフェ壊れた?←

タ「お前、気に入ったぞ!私は自分の欲求に忠実な奴というのは嫌いじゃないんだ。いいぞ、レマン帝国転覆計画乗ってやろうじゃないか。『見返り』は頂くがな。私のことはターフェと呼べ!」

フィ「あ、あの私も…出来ることなら人体実験も戦争も止めたいですし…!」

貴「私も同意見～」

サ「ちょ、ちょっと待ってフィロ姫、フィリア姫…君たちはそれでいいの?ボク達君を殺そうと…」

貴「うん、もちろん。貴方達が私達を殺そうとした気持ち、わからなくはないからね」

フィ「私の持つ杖は悪意のある者に渡れば世界を滅ばしかねないと散々、母様から言われましたから…」

貴「私の力と技共に危ないのは知ってるから。だからそんな事しても無理ないもの」

貴・フィ「だから、気にしないで!/ですから、気にしないで下さい!」

フィ「それに私はお二人とは出来ることならお友達になりたいです!」

貴「あ、私もお友達になりたい!」

サ「と、友達!?」

フィ「あ、いえ…私のことを『黙示録』の持ち主として認めていただいてからでも構いません。頑張りますからどうかしばしお時間を頂けませんか?その時は私をフィオと呼び捨てに…」

サ「ごめんなさい…」

貴・フィ「え?」

サ「ボク…君たちの事勘違いしてた。国を捨てて逃げた王女なんて死んで当然のやつだって…でもすごく優しくて…そんなことできる人達じゃないってわかって…本当にごめんなさい…謝ってすむことじゃないけど…償いはする。ボクに君達を守らせてほしい。君達はあの国に行っちゃ駄目だ。友達なんておこがましいけどそうなれたら嬉しい…ボクのことはサファって呼び捨ててほしい。あ、あとこの馬鹿マリンもよければ呼び捨てにしてやってこき使っていいよ」

マ「あはは…数々の無礼を考えればそのくらいお安い御用だけど…」