悪の大魔導師と善の大魔導師二人の物語 (ページ12)

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疑惑と疑念のクラスメイト2 ページ12

ファ「いやぁ儲かったな～」

「そうっスねアニキ～!」

ファ「やっぱり素直に情報屋に専念しておくべきだな!人身売買は俺らにゃ難し…」

タ「やっぱり情報屋が本職だったか。弱すぎると思った」

ファ「「げっ!?金のなる木のお二人さん!」」

タ「人を売った金で随分といい思いをしているようだな。おい、雑草どもいい思いをした対価を払うべき__だとは思わないか?ﾆｯｺｰ」

ファ「へ、へぇ…そうですね…」

貴「脅しは良くないよ?」

タ「ビジネスだビジネス。この中に数名の書類がある。そいつらの情報を集めろ、期限は明日までだ一つも集められなかった場合は即刻『死』と考えろ。じゃあな雑草」

フィ「ターフェ!私が杖を貸したのは…」

タ「はいはい『自衛』のため…だろ?じゃあな、早く戻れ」

フィ「え、ちょっと!」

タ「じじいに監視されてるぞ早く寝ろ」

マ「フィオ様エレナ様ぐっなーい★」

貴「裏切り者なんていないと思うんだけどな…ﾎﾞｿｯ」__

モ「世界には7つの種族がいるのは知ってるな。一番人口が多い、茶髪と緑目を持つ『緑の民』
高い魔力が特徴の金髪と赤目を持つ『金の民』、丈夫な体が特徴の赤髪と灰目を持つ『紅の民』
長けた頭脳が特徴の青髪と金目を持つ『青の民』、身体、頭脳、魔力全てに優れた銀髪と青目を持つ『白の民』…とみんな大好き、『白』の上をいく伝説の『黒の民』そして…さらに『黒』を上回る『紫の民』だな。紫髪と夕闇の瞳を持つ…」キーンコーンカーン…

モ「時間だなじゃあ続きは午後!」

全「はーい」ﾜｲﾜｲ

貴・フィ「!」__

サ「怪我…"癒し-コンソラトゥール"」

貴・フィ「すごい!」

サ「!何か用?ユークレースさん、レイヴィスさん」

フィ「あ、ごめん盗み見ちゃって…サファさん…だったよね」

貴「落し物。これサファさんのじゃないかな?」

サ「あ…あぁ…うんありがとう」

フィ「それにしてもすごいね!回復魔法ってとっても難しいって聞いてて…」

サ「別に…そんな事ないけど…それに回復魔法って戦えないし」

貴「私は戦うだけが魔法じゃないと思う。本来は人を助けるためにあると思うんだ」

フィ「サファさんの魔法、とても綺麗でしたよ」

サ「なんで敬語?」

フィ「あ!?え、えっとえへへ…」

笑って誤魔化そうとしてる…

タ「おい雑草、調べはついたか」

ファ「はいはーいってえっ!?黒の民の旦那!?なんで俺の番号知ってんだよ!」

タ「喚くな、私はターフェという。あと軽率に『黒の民』と呼ぶな」

ファ「殺されたくねぇんで早速昨日のやつ調べたんですけど…」___