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『ごめ、また私迷惑かけて…！』
彩音「そんなことないよ、悪いのはさっきの奴ら
なんだから！」
彩音がゆっくり背中をさすってくれる。
『…平野君と廉君を見るたびに2人のさっきの
怒鳴り声が頭に響くの…怖い…っ』
彩音だけに聞こえるように小声で話す。
いつもより低くて、大きな声で怒鳴る平野君と廉君の
声が頭から離れない。
彩音「A」
彩音は一旦私を抱きしめていた腕を離し、私の
両肩に手を置いて真っ直ぐ見つめてきた。
彩音「平野君と廉はね、私達のためを思って
怒鳴ってくれたんだよ」
『…！、？』
チラッと2人の顔を見ると、少し嬉しそうに得意げな
顔をする平野君と、ちょっと照れくさそうに横に
目線をそらす廉君。
彩音「2人は私達をさっきの男の人達から守る
ために怒鳴ってくれたんだよ。Aの
お父さんみたいに、Aを傷つけてる
わけじゃない。だから怖がる必要ないよ、 大丈夫」
そう言って彩音は優しく微笑んだ。
平野君と廉君が、私達を怖い男の人達から
守るために、相手に怒鳴ってくれた…
"人を怒鳴ったり殴ったりすることはね、
優しさからくることもときにはあるのよ"
ふと思い出すお母さんの言葉。
…お母さんが言ってたこと、ちょっと分かったかも。
ゆっくり息を吸って、吐いた。そして意を決して
2人の方を向いた。
『ひ、ひひﾋﾗﾉｸﾝ、れ、れ、ﾚﾝｸﾝ…ｱﾘｶﾞ…ﾄｳ…！』
カタコトになっちゃったし、小さな声だけど
廉「お、おお。ええんやで」
紫耀「どーいたしまして！」
平野君と廉君は嬉しそうに笑ってくれた。
つられて私も少し口角が上がった…ような気がした。
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りのん(プロフ) - ぷりんさん» 楽しく読んでいただけて嬉しいです！ありがとうございます。申し訳ありませんが、現在リクは受け付けておません。ただ、このお話が完結した後に番外編としてリクを受け付けるのもアリだなと思いました！ありがとうございます、考えてみますね！ (2019年8月12日 8時) (
レス) id: c27560b7dc (このIDを非表示/違反報告)
りのん(プロフ) - けーぽさん» そういうお言葉本当に嬉しいです、、！更新は早くなったり遅くなったりですが頑張ります！ (2019年8月12日 8時) (レス) id: c27560b7dc (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - いつも楽しく読んでます！もしリクエストOKなら、女の子の日で苦しんでる主人公のそばにいつも助けてくれる女友達がいなくて紫耀くんたちに助けてもらう話がみたいです！ (2019年8月11日 21時) (レス) id: aa05a2c782 (このIDを非表示/違反報告)
けーぽ(プロフ) - こういうお話読んでみたくて。すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2019年7月31日 20時) (レス) id: 386d70d567 (このIDを非表示/違反報告)
りのん(プロフ) - みるくさん» そう言って頂けるとこちらも安心して自分のペースで更新できますありがとうございます！これからも頑張りますので暇なときにでも読んでくださいね！ (2019年5月4日 21時) (レス) id: c27560b7dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りのん | 作成日時：2019年4月28日 10時
