男性が怖いんですっ！【平野紫耀】

１９ ページ19

彩音「私、実は中学上がったぐらいの頃から、
廉のことが好きで…でも中二くらいの頃から
学校が違うし、恥ずかしいのもあってあまり
遊びに誘えてなかったから、久々に
遊べるな、って」

『でぇぇ！？そうだったの！？』


今初めて知ったんだけど！


彩音「驚き方独特すぎでしょ(笑)」

『あーー！だから私が水族館行くの無理って言った時
いつもと違って強引に引き止めたんでしょ！
私の男性恐怖症克服はそれの理由付けだな！？』

彩音「ちっっ違うよ！！それもホントだって！！」

『ほんとにぃ〜？私が行かなかったら廉君達と
遊べないから無理やり来させようとしたんじゃ
ないのぉ〜？？』

彩音「う…まあ、確かにそれもあるけど…！でも！
Aが男性恐怖症を克服するいい機会に
なるなって思ったのも本当だよ！」

『ふふっ分かってるよ』


彩音があまりにも焦るからちょっと笑っちゃう。


彩音「でも、そうだよね…ごめんね、Aにとって
男子と出かけるのは辛いことなのに…
私の都合で強引に誘っちゃって…」

『も〜、さっき謝ってくれたんだから
もういいよ！それに』

彩音「？」

『私は男子と全然話せないから、恋愛についての
知識はゼロであまり役に立たないだろうけど、
彩音のこと応援するよ。今までたくさん彩音には
助けられてるし』

彩音「A…」

『だから、もう謝るのは無し！私は頑張って
男性恐怖症を克服する。彩音は、廉君との恋を
実らせる！頑張ろう！』

彩音「そうだね…！ありがとう！私もAのこと
全力でサポートするから！」

『お願いします(笑)…じゃあ、私そろそろバイト
行かなくちゃだから…』

彩音「うん、ばいばい！また明日ね！」

『ばいばい！』


彩音がいるから、きっと大丈夫。。土曜日のことは
やっぱりまだ不安だけど、少しでもいいから
前に進むんだ。男性恐怖症を克服するために…！

今日のバイトはいつもよりちょっと頑張れそう。
そんなことを考えながら、いつも寄っていく
コンビニへ向かった。

２０→←１８

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す