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ピコンとスマホが再び鳴った。
画面を見てみると、案の定平野君から。
"だって男の人と話すの苦手って言ってたのに
返信してくれたんだもん、嬉しいよ"
"画面越しだと怖くないでしょ？男の人と話すの"
『平野君…』
そんなに嬉しいものなの？私と話せて。
500円事件以来しょっちゅう話しかけてくるし
おまけに男性恐怖症克服しようって言ってくるし…
なんでそんなに私を気にしてるんだろう…？
"結構緊張してるけど、直接話すよりは全然マシかな"
『ふう…そろそろお風呂入んなきゃ』
さっきより若干スムーズに文字を打って返信し、
お風呂へ入る準備をした。
平野君への恐怖心はまだたくさんあるけど、
その1部がだんだん平野君を不思議に思う気持ちに
変わりつつある。
＊＊＊＊＊
教室のドアの前に立ち、軽く深呼吸をする。
…今日も奴はきっと話しかけてくるだろう。
いや、絶対話しかけてくる。なんたってスマホで
初めて連絡を取った次の日なんだから。
意を決してガラッとドアを開け素早く自分の席に
行き、身構えた。
…
…あれ？来ない。
チラッと後ろを振り返ってみると
廉「なあ今週の土曜空いとる？」
紫耀「空いてるよ」
廉「なら久々に遊ぼうや！！」
紫耀「いいね！」
今日は廉君が私達の教室に来てて話に夢中みたい。
ラッキー！…と思ったのもつかの間、
パチリと平野君と目が合ってしまった。
『ひっ』
紫耀「あ、内海さん！おはよー」
『ひ、お、おは……っ』
廉「おまえよう懲りずに話しかけるなぁ…
なんか内海さんが可哀想になってきてもうたわ」
紫耀「ええっなんでよ！」
彩音「あんたには一生分かんないだろうね…」
『彩音！』
彩音「おはよA」
おはようと彩音に返しながらさりげなく
彩音の後ろにまわって身を隠す。
紫耀「なんで内海さんが可哀想なんだろう…？」
廉「あかん、本気で考え始めたで」
彩音「もうほっときなよ」
紫耀「藤田さん、日に日に俺の扱い雑に
なってきてない？？」
彩音「そうかなーー？？」
『はは…』
彩音はなんだかんだド天然平野君を
うまく扱えてるからすごいよね。
紫耀「…あ、そうだ！今週の土曜に
廉と遊ぶんだけどさ、2人も来ない？？」
廉「え」
彩音「は？」
『へ…？』
はあああああああああああ！！！？？
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りのん(プロフ) - ぷりんさん» 楽しく読んでいただけて嬉しいです！ありがとうございます。申し訳ありませんが、現在リクは受け付けておません。ただ、このお話が完結した後に番外編としてリクを受け付けるのもアリだなと思いました！ありがとうございます、考えてみますね！ (2019年8月12日 8時) (
レス) id: c27560b7dc (このIDを非表示/違反報告)
りのん(プロフ) - けーぽさん» そういうお言葉本当に嬉しいです、、！更新は早くなったり遅くなったりですが頑張ります！ (2019年8月12日 8時) (レス) id: c27560b7dc (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - いつも楽しく読んでます！もしリクエストOKなら、女の子の日で苦しんでる主人公のそばにいつも助けてくれる女友達がいなくて紫耀くんたちに助けてもらう話がみたいです！ (2019年8月11日 21時) (レス) id: aa05a2c782 (このIDを非表示/違反報告)
けーぽ(プロフ) - こういうお話読んでみたくて。すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2019年7月31日 20時) (レス) id: 386d70d567 (このIDを非表示/違反報告)
りのん(プロフ) - みるくさん» そう言って頂けるとこちらも安心して自分のペースで更新できますありがとうございます！これからも頑張りますので暇なときにでも読んでくださいね！ (2019年5月4日 21時) (レス) id: c27560b7dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りのん | 作成日時：2019年4月28日 10時
