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小さな丘のある公園。
ここは私が昔から何かあると来ている場所で、
1人になるには絶好の空間だった。
それを知ってか知らずか、
廉もここが気に入っているようで、
たまたま来たこの場所で
鉢合わせるなんてことも稀にあって。
そんなことを呑気に考えていると
急に声が聞きたくなった。
最初は、本当にただそれだけだった。
画面をタップし4コール目。
機械の向こうから
力の抜けた廉の声が聞こえた。
廉「もしもし」
「………」
廉「A？」
でも、何も言えなくて。
まるで声を失ってしまったかのように
喉元でつっかえて戸惑う。
廉「お前、今どこ？」
風が抜けていく些細な音と、
足元を動かした時に鳴った小さな砂利の音。
あえて聞かなくても、
もう廉はきっと分かっていると思う。
私は丘の一番上で座り込んで
夜空を見上げ小さく呟いた。
「廉、会いたい」
本当は一言声が聞けただけで
充分なはずだったのに。
でも声を聞くと次は顔が見たくなって、
廉に会いたくなる。
廉「お前そこから動くなよ、すぐ行くから待っとって」
“ 何かあったら1番に話したくなるし、
悲しい時は無性に廉に会いたくなる ”
いつだったか、海人くんに放った
自分の言葉が頭の中を駆け抜けていく。
廉じゃなきゃ駄目なんだよ。
廉じゃなきゃ、、
何も意味を成さない。
他の誰もない、廉じゃなきゃ意味ないんだよ。
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しぃたん(プロフ) - 遠回りでも周りを傷つけても良いから最後は2人が結ばれて欲しい…です。泣。ちょっと平野君とくっ付くのが早かった…もう少し貫いて欲しかったってのが個人的な感想です。最後まで楽しみにしてます！！ (2021年6月20日 19時) (
レス) id: fbd6917c8c (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - みさん» コメントありがとうございます＾＾もう下書きはすべて終えていてこれから徐々に公開していく予定ですので、これからも是非お付き合い頂けると幸いです！(；；) (2021年6月20日 0時) (レス) id: 3c79c161a1 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - yuka111117さん» はじめまして、コメントありがとうございます＾＾いつもお付き合い頂きありがとうございますとても嬉しいです。これからも是非ご愛読よろしくお願いいたします(；；) (2021年6月20日 0時) (レス) id: 3c79c161a1 (このIDを非表示/違反報告)
み - 廉くんの気持ちが全くよめなくて行動もずるくて苦しいですね…何で主人公を選ばないんだよっと怒りも湧いてきます笑 とにかく話がどう進んでいくのか楽しみです〜 (2021年6月19日 23時) (レス) id: 5885128d74 (このIDを非表示/違反報告)
yuka111117(プロフ) - 初めまして、みうさんの作品いつも読んでいます。結衣さん、無神経すぎて好きになれないですね。はやく廉と別れて欲しいです。 (2021年6月19日 23時) (レス) id: 153b5c7d92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みう
| 作成日時：2021年3月15日 19時
