3人の想い ページ8
『サ、サンジさん…？』
「ああ、サンジだ…ルフィは…」
『ちょっとまってて、
ルフィ、ルフィ サンジさん来たよ目開けて』
「…ん、、？うっう…ん…
あ…ハンジ…あ…待ってたぞ…おせぇじゃねえか…
どうした サンジ…」
「俺は待ってろとは言ってねえ」
「シシシ…」
「お前が一方的に待って約束をして
勝手なことを言っただけだ」
「あ…ああ」
ﾄﾞｻｯ…
「いつもそうだ
我儘を押し付けるのも大概にしろ」
「でも来てくれた…ニヒ」
「食えるもんなら食え」
『待って、サンジさん！』
ﾀｯﾀｯﾀ…
「ニヒッ！うんめえ〜！
サンドイッチにハンバーガー、ロビンにフランキーの
好物か！
A！Aの好きなブドウもあるぞ！」
『ルフィ…』
「これ全部俺たちの好物か！
あいつらにも食わせてやりてえな
うんめえ！！」
『わっ、ちょっと…んっ！
ほんとだ！美味しい！』
「な！だろ？！
あー！うまかった！
干からびる所だった！うおーーっ！」
「満足したか」
「ああやっぱりお前の飯は最高だ」
「食ったら帰れ」
「俺は残る」
「何言ってんだ一緒に帰ろう」
「何度も言わせるな！俺は帰れねえ」
「何でだよ！」
「『あ…』」
「1つ、遥々迎えに来てくれた己の船長を
俺は侮辱し無抵抗のお前達を力の限り傷つけた
だから俺は今更お前の船には戻れない
2つ、大恩あるくそジジイ及び俺が育った故郷
海上レストラン バラティエをもしもの時に人質に
取られてる
だから俺は結婚式から逃げる訳に行かない
3つ、血の繋がった悪の家族がビックマムに嵌められた
数時間後全員が殺される
実の父 兄 弟 なんの恩もねぇ恨みしかねえクズどもだ
だが俺は…アイツらを見捨てて逃げる事が出来ない
以上三つの理由で俺はお前らと一緒に帰れない
理解したら消えてくれ」
「んっあああっ…」
ﾊﾞｼﾝｯ…
「うあっ…」
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作者名：雨飾 | 作成日時：2022年8月26日 23時
