ビック・マムの怒り ページ32
「おお！でたでた！
すげえなベッジ！
こんなでっけえ城になれるなんて！」
「シロシロの実かっけー！」
「喜んでる場合か！状況を考えろ！
俺達の1年以上かけた暗殺作戦は失敗に終わった
暗殺をしくじったのは初めての経験だぜ」
「やはり桁違いなんですね“四皇”は」
「さてどうするか…」
「そうのんびりしてる暇はねえ
ってことは教えてやる」
『…ビック・マムが泣き止む』
「見えたか…
いいかおめえらよーく聞け！
この城は俺だ
強固だが無敵じゃあねえ
城が破壊されりゃ俺は死ぬ
そうなれば城は消え外に放り出されたら
お前らも怪物共の餌だ」
『もう時間ないよ
ビック・マムが攻撃してくる』
「くっ…出れば地獄動かざる事もまた地獄だ
この絶望を理解しろ！
おーっ…」バタッ…
「な…何？！」
「おいベッジどうした？！」
『ビック・マムに攻撃されたんでしょベッジ』
「う…ああ…外だ…」
「外…？」
「お前ら出てこーい！
ベッジ！麦わら〜！」
「「きゃーーーーー！」」
「出てこーい！
ベッジ！麦わら！」
「ビック・マムが正気に戻りやがった…
グアアァアアアッ！」
「出てこーい！ベッジ麦わらーっ！」
「ベッジ！」
「ママ！私よ！
ベッジは私の夫！子供もいる！！
どうか許して！見逃して！！」
「シフォン！
ふ〜ん、相変わらずローラにそっくり！」
「来るぞ」「危ない！」
「下がれシフォン！！」
「ママお願い！！」
「その面見せんなって言っただろうが！」
『Moon mirror！』
「フー…危なかった」
『ルフィナイス！』
「てめえも暗殺の共犯か！シフォン！
明日のオヤツが食えると思うなよ！」
「ベッジ！！！」
「大砲位ならビクともしねえ
ビックファーザーの防御力が……
全く通じねえ…」
「俺やっぱり外に出てぶっ飛ばしてくる！」
「ダメよルフィ！」
「おい離せよ！！
おいチョッパー！離せ！」
「私達はサンジ君を連れ返すために来たんでしょ？
サンジ君の家族を救いたいって望みも叶った
あたし達の目的は果たしたのよ！
応戦する暇があったら
脱出する方法を考えるの！
戦うつもりならゾロ達も連れて全員で来てた！」
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作者名：雨飾 | 作成日時：2022年8月26日 23時
