ステイ オア ライフ？ ページ28
ジンベエさんによりルフィは開放された
「ふん
いちいち俺の解説をするな」
「カタクリは特殊なパラミシア
モチモチの実の能力者」
「ジンベエ！」
「水気がありゃあ逃れられるが
触れぬ事じゃ」
「ジンベエ…」
「マザー・カルメルの話を
ルフィにしたのはワシじゃ
傘下におったら噂くらい聞くのでな」
「お前脱退は諦めたよな？
だがケーキ壊しの犯人を庇ったな
これは完全に謀反と取っていいんだな？
ジンベエ」
「是非、そう受け取って貰おう」
「ふん！いい度胸だ」
「わしはここを辞めて…
“麦わらの一味に入りたい”！！」
「ええっ？！」『ええぇ？！』
「フフッ…まあいい
辞めた後は好きにしやがれ
だがここを抜ける事への
落とし前は付けてもらうよ
お前も恥を背負って生きたかねえだろう」
「ああ 他の誰にも
手を出さんと約束するなら
アンタが取れるだけの
ワシの寿命を差し出そう」
「えっ おい！
何言ってんだジンベエ！
死んだら仲間になれねえよ！」
「イヒヒッ
寿命は大好物さ
なるほど、嫌われたもんだね
いたくもねえ場所にいるくらいなら
死を選ぶ…か
同情はしねえぞ
ヒッ よし！それで手を打とう、愚か者
ステイ…オア ライフ？」
「ライフじゃ」
「ヒッフフ 死にな…ん？
ステイ オア ライフ？」
「当然じゃ
“未来の海賊王”の
クルーになろうっちゅう男が
四皇如きに臆しておられるか！！」
最初から覚悟を決めて計画に挑んでいた
ルフィいや、船長への信頼そして忠実心…
ジンベエさんはきっちり決めていた
ここにいる誰も分からない
ジンベエさんの覚悟が寿命より上をいったのだ
「寿命を取らんのなら杯は返上する
これにてビック・マム海賊団を
辞めさせてもらう！
どうもお世話になりやした！！」
「ニッヒヒヒヒ！
やったー！」
「フッ、ハーッハハ！マンママンマ！
おめでとうジンベエ
だったら今から敵だよなぁ？」
「うっ…」
「ジンベエ！！」
「しねえぇぇえええええ！！！！」
ブオォオンッ…
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作者名：雨飾 | 作成日時：2022年8月26日 23時
