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#5 ページ5

【夢主side】


その日の朝は早かった。




「眠いぃー」




「テメェのためだろうが」





うぅ…わかってるけどぉ……




いつにも増してしかめっ面なキッド。




「そいつは今日二日酔いでな。そういえばいつなんだ?」




そう言いながらマグカップを差し出すキラー。中にはホットミルク。




「わぁ、ありがと〜」




嬉しいなぁ。あったかぁ…




いつ…って命日のことかな?




「えっとね、明日」




10月12日。




「は、はぁ?!お前それを早く言え!!」




ミルクを吹き出しそうになるキッド。




「野郎共ォ!全速前進だ!!」




「「ウオォォオイ!!」」




賑やかだなぁ( ˇωˇ )




…あー、ほんと久しぶりだなぁ、家。




今回連絡してないから驚かせるだろうなぁ。




ちょっと緊張?




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「すっご……」




思わず声が漏れる。




だって、昨日いた場所から南までは相当かかるはず。




「なんで今日のうちに着いてるの」




只今10月11日午前0時少し前。




「さすが、朝早くに出ただけはあるな」




「あっ、キラー」




それにキッドも。




「にしても…懐かしいなぁ、キッド」




へ?懐かしい?




頭の上にハテナを浮かべる俺を見てキラーが




「俺達も南出身なんだ」




「…まぁ、ここじゃねぇけどな。雰囲気が似てる」




へ、へぇ…!そうだったの!




「今日イチ驚いた」




「ふはっ、そうかよ笑
それより、これからどうすんだ?」




あぁ、その事なんだけど…




「今日はもう遅いし、明日墓参り行ってから家に寄りたいなぁなんて…あっ」




あっ…でもそっか…




「流石に“人質”を自由にするのは良くない?」




「…まぁ名目上そうだな」




「じゃあさ、同行者付けてよ。逃げないように、ね?」




まぁ逃げるつもりなんてないけど。




「わかった」




向こうも、俺が逃げる気がないのわかってるって顔だな笑




「じゃあ今日はもう寝るね〜おやすみ」




あぁ、と返事をしてくれたキラー。




キッドはと言うと…ずっと海を眺めていた。




何か考え事かなぁ。




なんて考えながら俺は自室へと足を進めた。

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(プロフ) - 雛汰-Hinata-さん» ありがとうございます!! (2019年12月15日 12時) (レス) id: a26854ee7e (このIDを非表示/違反報告)
雛汰-Hinata- - めっちゃ続き見たいです!楽しみにしてます!>< (2019年12月15日 9時) (レス) id: 3fbdf01e88 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ライトさん» ありがとうございます! (2019年10月9日 12時) (レス) id: a26854ee7e (このIDを非表示/違反報告)
ライト - 続き楽しみに待っています!! (2019年10月8日 20時) (レス) id: eb420ddebe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年10月8日 13時

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