【男主】人質はっぴーらいふ【ﾜﾝﾋﾟｰｽ】 (ページ4)

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【夢主side】

｢......そんで、母親は...？｣

キッドが口を開く。

｢あぁ、今は元気にしてるよ｣

結局手術はして貰えたんだ。

その医者は村長とタメの年長者。

みんな慕っていて、愛称｢ヤクさん｣で呼ばれていた。

｢手術費の話の時、ヤクさんなんて言ったと思う？｣

お前が出世払いで持ってこい、だって。

その時俺は素直だったから、そのまんま受け取ったんだけど

その十日後、ヤクさんが旅立った。

ヤクさん、自分の死期分かってたんだろうな。

｢.......まぁなんか、そんな感じでさぁ、恩人なんだ｣

.............んおぉ、空気が重いっ！

｢いやぁー俺話まとめるの下手くそかよぉw
って事で行きたいんだけど.......いい？｣

2人は勿論、と了承してくれた。

ほんとこの人たち優しいなぁ.......なんで海賊やってるんだろw

んー、久しぶりの故郷。

ちょっと楽しみだなぁ…

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【キッドside】

いつもヘラヘラしてるアイツ。

こんな真剣な顔するんだなってのが1番の感想。

｢.......言わなきゃわかんねぇ事が沢山あるんだな｣

｢キッド.......成長したな.......｣

｢馬鹿にしてんのか！｣

人が真剣に考えたのをコイツ.......

｢なぁキラー、1杯付き合え｣

｢おぉ、珍しいな｣

そう言いながら俺の向かいの席に座る。

｢Aの出身が南なの知ってたか？｣

マスクを外しながらキラーがそう言った。

｢知るわけねぇ｣

そんな他愛のないことを駄弁りながら酒を酌み交わした。

【キラーside】

気がついた時にはもう12時を回っていた。

｢そろそろお開きにしよう。飲みすぎだキッド。｣

｢あぁ……｣

だいぶ酔ってるな……

｢アイツ…もっと頼れよ……なぁ？！｣

てがこの酔っぱらい……まぁ

｢……そうだな｣

とりあえずキッドをベッドに寝かせ、部屋を片付けた。

さぁ……明日の航海は大変だぞ、キッド