金髪美女の海賊 7

航海252日目 ページ2

side senra


此奴らの仲間意識もそんなもんか…
まぁ、仕方の無い部分はあるが

せん子、お前が必死こいて命掛けて守ってた奴らは随分薄情だよな

船「元敵ながらその変わり身の速さ尊敬するぜ？身分で判断するのはどいつもこいつも変わんねぇな」
船員「テメェと一緒にすんじゃねぇよ！」
船「変わらねぇよ、いや？もっとひでぇかもな？俺らは誰であろうと役立たずは囮や盾として使う。お前らは人によって仲間を切り捨てる」
船員「なっ！？」
船「そうだろ？せん子は坂田の1件以来仲間なら誰であろと手を差し伸べ命を懸けて助けてる。
せん子を羨み妬んでる奴らに何を言われても本人は怒りもしなかった
裏で嘲笑ってんなら命掛けてまで守んねぇよ」
船員「…」

彼奴の説得があったから俺は此処に戻って来れたと志麻から聞いた
警戒心の強いお嬢様が随分丸くなったもんだ

船員「元敵が何言ってんだ？」
船「俺も何言ってるか分かんねぇわ」

さっき迄バトってた奴らの中に囲まれて話してるしせん子を庇ってるし

マジで何やってんだか

智「あー…センラ、お前の言ってる事は最もだが言い方が悪いぞ」
船「元の言語で話そうか？」
智「余計分からなくなるから止めろ」

すげぇ睨まれた
冗談が通じねぇな

島「今はそれどころじゃ無いやろセンラ！せん子を、彼奴を助けんと！」

此奴…
必死すぎやろ、キショ…

船「必死になり過ぎや。彼奴の出身国は知ってる、しま子も必要になるやろ。少し待っとけ」
島「手遅れになったら！」
船「アホ。 出身国知っとる言ったやろ。態々追わんくても案内するわ。尾行は危険やけどそれやったら安全や。それでええな？船長」

視線が鬱陶しいな
何や此奴ら

浦「お前、口調変わり過ぎだろ…」
う「性格も変わってる」

あー、そういう事

さ「センラナイス！これでせん子助けられるな！」

そこかよ！
もっとあっただろ！？

船員「俺らは行くとは…！」
坂「この後に及んで何言ってんや！せん子に恩を返す番やろ！何よりせん子は仲間や！」
カ「同意見だ。お前らを手酷く扱った奴らの中にせん子はいねぇだろ。一緒にすんな」
船員「…」

これは結果が出たな

智「行くぞ！せん子を助ける！」

本当の仲間…
俺が欲しかったものはこれなのかもしれない

だから裏切った時虚しくなったんだろう

それを短期間で手に入れられたせん子が死ぬほど羨ましい思う…
そして、簡単に手放そうとしているのが殺したい程腹立たしい…











To Be Continued

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